富士通ゼネラル エアコンの歴史
エアコンの生産・販売を開始したのが1964年。 半世紀以上にわたり「使う人と環境を第一」に考え、「性能と品質」を高めてきました。
1964
ウインド型クーラー生産・販売開始
ウインド型クーラーAL-841Cを開発・量産・発売しました。
窓に取り付けるタイプのエアコンを「ウインド型」とよんでいます。 AL-841Cは室内機と室外機が一体型の冷房専用
クーラーで、壁に取付ける場合は、製品サイズの大きな穴を開ける工事をしていました。
日本ではあまり見かけなくなりましたが、海外の地域によっては、今もウインド型が活躍しています。
1971
ウインド型クーラー 「コの字」デザイン
窓・壁へ簡易取付けできるカセットタイプのクーラー「ミンミン」を発売、以後「ミンミン」は当社クーラー(エアコン)の愛称となりました。
「コの字」デザインのクーラーは建物にキズをつけずに簡単に取り外しができたので、冬は物置にしまって、夏に取り付けるご家庭もありました。
1976
下吹き出し風向
エアコンの下部に吹き出し口を設けた「冷気下吹出し方式」スプリット型エアコンを発売。
冷房機能だけのクーラーは、風を前にしか吹出しませんでした。
「冷気下吹出し方式」は、生活空間を重点的に冷やすために考えられた合理的な設計です。
「気流で快適空間」をつくるというテーマはこのころ既に始まっていました。
1988
はずして洗えるオープンパネル
AB(※)自動コントロール搭載の「シルフィード」登場。
はじめてフロントグリルを外してエアコン内部のお掃除ができるようになりました。
※ AB:Artificial Brain
きれいな空気をお届けするために、日常のお手入れがしやすいようにと考えました。取り外しの時に事故などが起きないように、何度も検証を重ねて設計しています。
1991
ラムダ型熱交換器
ラムダ形熱交換器を搭載、業界1位の低騒音を実現し、ニューロファジー機能を搭載したエアコン「マイティー・コンパクト」AS28TPR / 25TPR
を発売。
(家庭用ルームエアコンにおいて。1991年発表。当社調べ)
ラムダ形熱交換器の採用により、冷暖房効率がUPしただけではなく、送風路を長く確保できるようになり、気流をより正確に遠くまで届けることができるようになりました。同じ能力なのに室内機のサイズが大幅に小さくなりました。
1995
パワー・ディフューザー
業界初のパワー・ディフューザー (温風足元メカ)を開発、DCインバーターエアコンAS25APDを発売。(家庭用ルームエアコンにおいて。1995年発表 当社調べ)
パワー・ディフューザーは「送風路」の一部が動いて気流をコントロールする技術です。風をコントロールする技術にこだわってきた、富士通ゼネラルならではのアイデアです。
1998
開閉式の 前面パネルを搭載
エアコン「先進呼吸V」シリーズ AS40FPV2 / AS28FPV / AS22FPVを発売。
吸気効率の向上はもちろん、正面から桟が見えない様にという、デザイン性にもこだわったエアコンです。
2003
フィルター自動おそうじ
世界初のフィルター自動清掃機能を搭載した新形態エアコン「nocriaノクリア」発売。 (家庭用ルームエアコンにおいて。2002年9月26日発表 当社調べ)
誰もが面倒だと思う、フィルターのおそうじを自動化した画期的な商品です。
登場人物が舌をペローンと出すテレビCMが話題になりました。
2022年9月には、2022(令和4)年度「未来技術遺産」に登録されました。
2007
高密度マルチパス熱交換器
熱交換器内の冷媒が通る銅管の直径を細くし、密度をアップ。冷媒の流れをスムーズにすることで、冷暖房時の熱交換効率を向上しています。
2013
「デュアルブラスター」 (サイドファン)
サイドファンの2つの気流で、冷気・暖気をコントロール。お部屋のどこでもムラなく心地よくをご提案。
とにかく自然で、身体にやさしい快適さを目指しました。この地味にスゴイ気流が「デュアルブラスター」です。
2018
手の届かない、エアコンの奥のお手入れにアプローチしました。
エアコン内部の水分を乾燥させるのが、今までのあたりまえでした。
乾燥した環境では、100℃以上でも生き延びるカビ菌が、湿度の高い(水分のある)環境下ではたった55℃(※)で無効化します。
「水分を利用してカビ菌を除去する」、逆転の発想が「加熱除菌」です。
- ※
- AS-X22Hにおいて。
【試験方法】外気27℃、湿度78%の試験室(約6畳)において。加熱除菌運転前と後との比較で、10分間で細菌 99%以上、カビ菌 99%以上の減少を確認(細菌一種、カビ菌一種で評価)。
【試験機関名】(一財)北里環境科学センター[報告書No.]北生発2017_1109号、北生発2017_1153号。熱交換器の一部の菌液を回収し評価。動作環境によって効果が低下する場合があります。ニオイや汚れを除去する機能ではありません。 - ※
- 55℃で10分加熱します。
2019
エッジ&クラウドAI
無線LANアダプター内蔵AIエアコン。
ついにエアコンが学習するようになりました。
エアコン本体(エッジ)とクラウド環境で学習する富士通のAI技術「Zinrai」を組み合わせて、お客様好みの快適をお届けするAIエアコンです。
また、別売だった無線LANアダプターが内蔵されました。
工事不要で美観を保ちながら、IoTでスマートスピーカーやスマートフォンでの操作ができ、利便性が向上しました。
2020
最小幅&ファブリック調デザイン
横幅最小(※)698mm×高さ250mmのコンパクトサイズながら高機能、さらにインテリアに調和する「ファブリック調デザイン」のエアコンです。
- ※
- 国内壁掛形家庭用エアコンにおいて。室内機横幅698mm。生産完了品を除く。2020年9月1日現在。当社調べ。
一方向天井埋め込みカセット形エアコン「nocria(ノクリア)」HMシリーズ
お部屋を隅々まで快適にしたいという気持ちは新しいエアコンの形を生み出しました。
HMシリーズは、前方向の吹き出し口に加え、左右両側に業界初(※)の可動式吹き出し口を搭載し、最大可動範囲200°のワイド風向で、部屋中を快適な温度にします。
さらに、可動式の吹き出し口は左右それぞれ最大100°まで個別に回転して向きを変えられるため、部屋の形状等に合わせたフレキシブルな風向設定が可能となり、設置場所を選びません。
その他室内機内部のレイアウトを工夫することにより省エネNo.1(※)を実現し、省エネ大賞を受賞(※)しました。
- ※ 業界初
- 国内一方向天井埋め込みカセット形エアコンにおいて。個別制御可能な3つの吹き出し口を搭載。2020年1月31日発売。当社調べ。
- ※ 省エネNo.1
- AU-HM560K2。5.6kWクラス国内一方向天井埋め込みカセット形エアコンにおいて。2021年5月15日現在。期間消費電力量2,077kWh。JIS C 9612:2013測定基準による。
- ※ 省エネルギーセンター会長賞
- 受賞対象機種:2020年モデルHMシリーズ(5.6kW、7.1kW)
2022
フィルター自動おそうじが2022年度「未来技術遺産」に登録
世界初(※)の「フィルター自動清掃機構」を搭載したエアコンとしてノクリア®(2003年発売AS28JPZ)が、独立行政法人国立科学博物館が認定する2022(令和4)年度「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)に登録されました。
- ※
- 壁掛形エアコンにおいて。フィルターを自動でおそうじする機能。2003年3月21日発売(世界初)。当社調べ。
- ※
- 「nocria」、「DUAL BLASTER」は、富士通ゼネラルの登録商標です。
- ※
- 記載されている各種名称、会社名、商品名などは各社の商標もしくは登録商標です。
- ※
- 掲載画像はすべてイメージです。
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