PRESS RELEASE

2022年9月6日

株式会社富士通ゼネラル

22-Y05-24

富士通ゼネラルの「エアコンフィルター自動清掃機構」が2022年度「未来技術遺産」に登録

世界初(注1)の「フィルター自動清掃機構」を搭載したエアコンとしてノクリア®(2003年発売AS28JPZ)が、独立行政法人国立科学博物館が認定する2022(令和4)年度「重要科学技術史資料」(愛称:未来技術遺産)に登録されました。

【ノクリア(AS28JPZ)について】

これまでの常識を覆すエアコンとして、エアコンのスペル「aircon」をひっくり返し「ノクリア(nocria)」と名付けられました。その最大の特長が「ブラシが自動でフィルターをこすりホコリを取り除く」という、当時全く新しい発想であった「フィルター自動清掃機構」です。

「エアコンの性能を維持するには、ユーザーによる2週間に1回程度のフィルター掃除が必要」という「常識」を根底から覆し、その後の高機能エアコンの標準機能として広く定着しました。また、省エネ性維持による地球温暖化対策への貢献や、未来を見据えた革新的な技術開発など、現代では当たり前となっている「サステナビリティ」にもつながる製品といえます。

当社はこの度の登録を励みとし、今後もお客さま視点に立った製品開発に取り組むとともに、優れた省エネ性を実現するための技術開発を通じて持続可能な社会の実現に貢献していきます。

【フィルター自動清掃機構とは】

一定時間の運転終了後、フィルターが自動で上下し、付着したホコリを除去します。従来は2週間に1回程度必要であったフィルター掃除が、年に1回程度、ダストボックス内のホコリを除去するだけで、お手入れが完了するようになりました。

お手入れの回数を減らしユーザーの利便性を向上するとともに、フィルターの目詰まりによる運転効率の悪化を防止し省エネ性維持を実現しました。

【未来技術遺産とは】

未来技術遺産は、「科学技術の発達史上重要な成果を示し、次世代に継承していく上で重要な意義をもつもの」や、「国民生活、経済、社会、文化のあり方に顕著な影響を与えたもの」に該当する科学技術史資料を保存し、未来へ引き継いでいくことを目的として、独立行政法人国立科学博物館が2008年より毎年登録を行っています。

左:ノクリア(AS28JPZ)室内機、右:フィルター自動清掃機構の仕組み

注釈

注1 :
壁掛形エアコンにおいて。フィルターを自動でおそうじする機能。2003年3月21日発売(世界初)。当社調べ。

拡大画像

ノクリア(AS28JPZ)室内機(JPG: 815KB)

フィルター自動清掃機構の仕組み(GIF: 33KB)


※ 「ノクリア」は株式会社富士通ゼネラルの登録商標です。