当社100%子会社で、欧州における空調機の販売を担うFujitsu General (Euro) GmbH（ドイツ）は、オーストリア・ウィーン市内に支店を設立し、2月1日より空調機ビジネスを開始します。当社グループはこれまで販売代理店を通じてオーストリア市場におけるビジネスを展開してきましたが、支店設置による直接販売体制とすることで、マーケティング活動やアフターサービスを強化し、当社ブランドのさらなる向上と売上拡大を目指します。さらに今後は、中小規模の商業施設向けのルート開拓などにも注力し、オーストリアにおける空調機ビジネスの拡大を目指します。

当社は事業方針の一環としてサステナブル経営を掲げ、地球温暖化抑制への貢献を積極的に行っています。その主要な取り組みとして、従来の暖房機器からATW（Air to Water）などのヒートポンプへの切り替えを推進してきました。特に欧州は、世界でも化石燃料からヒートポンプへの置き換えを強力に推進している地域です。当社は欧州をサステナブル経営の推進とヒートポンプ機器普及の重点地域と位置づけ、暖房文化変革の促進と売上拡大を目指すことで、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

さらに当社は、欧州での営業体制を改革し、代理店を通じた販売から直接販売体制への移行を進めており、すでにイタリア、ギリシャ、トルコ、バルカン半島、さらにはノルウェーにおいて、当社主導による空調機の販売およびアフターサービスを展開しています。この度開設するオーストリア支店では、現地ニーズにマッチした新商品ATW^※など多彩な商品ラインナップを展開し、直販体制を生かしてお客様の多様なニーズにきめ細やかにお応えすることで、サステナブル経営を推進していきます。

当社は今後も販売体制の強化と積極的な商品投入などにより、欧州での売上拡大に努めていきます。

FUJITSU GENERAL (EURO) GmbH オーストリア支店が入るビル外観（ウィーン市）

FUJITSU GENERAL (EURO) GmbHが入るビル外観（デュッセルドルフ）