サステナブル経営の基本方針
富士通ゼネラルグループは、「サステナブル経営」を推進するために、2021年3月にサステナブル経営の基本方針を策定、公表しました。
サステナビリティの開発目標SDGsは、今後のビジネス創出を牽引していくものであり、その理念「誰一人取り残さない」は当社の企業理念「 - 共に未来を生きる - 」と同義語である。
サステナブル経営の推進は中長期的観点に立ち、未来の子どもや社会に持続可能な社会実現を約束するものであり、その加速によって当社事業の成長を追求する。
三つの重点テーマ
「サステナブル経営」を進めていくうえで、重点テーマとして「地球との共存(Planet)」「社会への貢献(Society)」「社員との共感(Our People)」を3つの柱として施策を実施しています。
カーボンニュートラルに向けての挑戦
2050年度までにバリューチェーン全体で温室効果ガスの排出量実質ゼロ(カーボンニュートラル)を目指します。
地球温暖化が要因と考えられる気候変動の抑制には、富士通ゼネラルグループのすべての事業領域において、温室効果ガスの排出量を削減することが重要であると考えています。使用する電力の再生可能エネルギーへの転換(2022年4月に達成)や電力以外の全てのエネルギーの再エネ化、販売する製品のさらなる省エネ性能向上やAI・IoT技術を活用した節電効果の向上、さらには製品輸送効率の改善などを進め、2035年度に排出量55%削減(2021年度比)、2050年度にはバリューチェーン全体で「カーボンニュートラルの実現」を目指して取り組みを進めていきます。
「サステナブル・プロダクト」制度導入により社会課題の解決に貢献します
富士通ゼネラルグループでは、社会課題を解決し持続可能な社会への貢献が期待できる当社グループの戦略的製品およびサービスを、「サステナブル・プロダクト(以下、サスプロ)」として社内認定しています。
さらに、革新的な技術やサービスにより、持続可能な発展に一定程度の寄与が認められ、かつ当社グループの事業成長を追求できる製品およびサービスを「サスプロ・ゴールド」と社内認定し、これらの製品およびサービスへ集中投資を行うことにより、2030年度サスプロ関連で全社売上高の30%以上をめざすことで、サステナブルと成長戦略の融合を積極的に推進していきます。
「FIC(注1)」により社会課題の解決につながる革新的なモノづくりを進めます
富士通ゼネラルグループ全体の取り組みとして2020年度より開始した、個人の発想を起点に社会課題を解決する事業の創出に向けた新たなプログラムFIC(The Future of Innovation Challenge)では、自発的な挑戦を促す企業風土を築くとともに、2020年に提供を開始したウェアラブルエアコン「Cómodo gear™」に続く、社会課題の解決につながる革新的なモノづくりを進めています。
注1 The Future of Innovation Challengeの略(アイデア募集型の新規事業創出活動)
「SDGs提案」制度導入により社会に貢献します
2021年5月より新たに「SDGs提案」制度を開始し、国内外の全社員から製品以外で社会貢献につながるアイデアを募集し(次世代育成および地域共生の推進、支援等)、優秀な提案は実現に向けて推進していきます。
健康経営2.0の推進により生産性とモチベーションの向上を図れる職場をつくります
社員が健康で気力を保ち、生産性とモチベーションの向上を図れる職場づくりに向け、従来から取り組んでいる健康経営の推進強化に努めます。産業医療体制の強化をはじめ、健康増進イベントの実施など、社員の健康増進に寄与する取り組みを進めています。
今後は社員の健康増進だけでなく、社員の健康を支える家族や、健康経営導入を目指す企業や団体への支援を通じ、Well-beingの追求を目指します。
主な取り組み
健康に働ける職場づくり
自発的な人材の育成
互いを思い活かす職場環境
誠実で持続的に成長する事業活動