環境活動 : 自らの環境負荷低減のための活動生物多様性の保全

基本的な考え方

富士通ゼネラルグループは、「事業活動が生物多様性からの恵みを受け、また影響を与えている」との認識のもと、生物多様性の保全と持続可能な利用に努めます。

富士通ゼネラルグループ生物多様性行動指針

富士通グループ共通理念の下で具体的に生物多様性に取り組んでいくために、富士通株式会社の「富士通グループ生物多様性行動指針」を富士通ゼネラル向けにアレンジし、2012年に「富士通ゼネラルグループ生物多様性行動指針」を策定しました。

ビオトープによる生態系ネットワークの構築

浜松事業所では、2012年度に敷地内の緑地にビオトープを開設し、整備を行っています。ビオトープ内では、静岡県版レッドリストで絶滅危惧ⅠA類(注1)に指定されている希少生物であるヤリタナゴ、マツカサガイの保全を行い、現在自然繁殖が確認されています。その他にもミナミメダカ(絶滅危惧Ⅱ類)、トノサマガエル(準絶滅危惧)、コオイムシ(要注目種)、ヤマトミクリ(絶滅危惧Ⅱ類)やジュンサイ(準絶滅危惧)など多くの動植物が生息・生育しています。

また、増えすぎた植物の間引きや外来種の除去を行い、事業所周辺に生息する在来種を呼び込むことのできる環境を整備しており、ハグロトンボやヒバカリなど、ビオトープで見かける生き物の種類も年々増加しています。

2019年からは、浜松市における環境教育ESD(注2)モデルプログラムとして、浜松市立井伊谷小学校の児童がビオトープの整備を通してヤリタナゴの保全活動をする支援として、定期的に当ビオトープからヤリタナゴを譲与してしています。

ビオトープで見られる動植物や、日々の整備の様子は以下で紹介しています。


注1 絶滅危惧ⅠA類:
ごく近い将来における野生での絶滅の危険性が極めて高いもの。
注2 ESD:
Education for Sustainable Development(持続可能な開発のための教育) の略。