PRESS RELEASE

2021年11月22日

株式会社富士通ゼネラル

21-N04-28

救急車搭載用「エアロシールド」を開発

紫外線照射により車内の空気環境を改善、2022年2月より出荷開始

当社グループの紫外線照射装置メーカー エアロシールド株式会社(当社子会社: 以下エアロシールド社)は、救急車搭載用の紫外線照射装置「エアロシールド」を開発しました。本製品は、車内の空気を装置内に取り込み、UV-C(紫外線C波(注1))を照射することで浮遊菌やウイルスを減少させることが期待できます。オゾンレスランプを採用することにより無臭での空気環境対策を実現するほか、車両に電力が供給されている間は常時稼働するため操作の必要がないなど、救急救命士に負荷をかけない仕様としました。

すでに受注活動を開始しており、2022年2月より出荷を予定しています。

【開発の狙い】

本製品は、救急車内の空気環境対策を目的にエアロシールド社が開発しました。他の救急車搭載機器への干渉を防ぐ当社の設計ノウハウと、エアロシールド社が創業以来15年にわたり開発・販売する、人が生活する空間で紫外線照射を行う室内用「エアロシールド」を通じて得た知見を融合させています。

将来的には、本技術を水平展開し、様々な乗り物や狭小空間へ応用することを目指しています。

【製品の主な特長】

1. 装置内部でUV-C(紫外線C波)を照射する、安全に配慮した設計

2. オゾンレスランプにより、無臭での空気環境対策を実現

3. 操作・メンテナンス面で救急救命士に負荷をかけない仕様

左:救急車内設置イメージ、右:製品イメージ

注釈

注1:
UV-C(紫外線C波): 紫外線は可視光線よりも波長が短い光で、特に100~400nmの波長域のものを指します。
波長別に「UV-A」「UV-B」「UV-C」の3種類に分類され、UV-Cは深紫外線とも呼ばれ、波長100~280nmの光を指します。

拡大画像

救急車内設置イメージ(JPG: 1270KB)

救急車内設置イメージ(JPG: 103KB)