米国Rheem社との共同開発第一弾となるエアコンを発売
北米市場でさらなる販売拡大
当社は、株式会社パロマのグループ会社であるRheem社(以下リーム社)との共同開発の第一弾として、両社の技術を融合したマルチポジションタイプの全館空調方式エアコンを開発し、北米向けに8月25日より発売します。
北米の家庭用空調機市場において、当社の主力製品である個別空調方式のエアコンの需要は過去5年間で年率約16%と高い伸長を続けています。また、同地域で主流の全館空調方式のエアコンの需要も年率約4%と堅調に推移しています。
当社とリーム社は、戦略的パートナーシップに基づき2017年より相互OEM供給を開始し、双方の製品ラインアップを拡充・補完してきました。
今回共同開発した機種は、当社が開発した室外機とリーム社が開発した室内機のハイブリッド製品です。当社製をベースとした室外機は、一般的な全館空調方式の室外機に比べてコンパクトながら最大能力4ton(13.6kW)まで対応し、静音性に優れ、リーム社製をベースとした室内機は、北米で主流のマルチポジションタイプで設置性に優れています。両社の技術を融合した省エネ性・静音性・快適性に優れた製品4機種を新たにラインアップに加え、北米市場でのさらなる販売拡大をめざします。
【新製品の主な特長】
(1)小型で静かな室外機
従来の室外機に比べて高さ、設置面積を抑え、静音化も実現しました。
(2)多様な設置方法に応じたマルチポジションタイプ室内機
屋根裏、機械室など、設置場所に応じて送風方向を上下左右いずれかに組み換える事が可能です。
(3)省エネ性・快適性の向上
コンパクトな室外機でありながら、最大能力4ton(13.6kW)まで対応するとともに、業界トップクラスの省エネ性能SEER17を達成しました。さらに、常に適切な風量を部屋へ送る制御システムで快適性も向上しました。
横吹きシングルファンタイプのコンパクトな室外機(写真左:2/2.5ton 中央3/4ton)と マルチポジションタイプの室内機(写真右:3/4ton)