米国空調機ビジネスにおける協業および相互製品供給契約締結について
株式会社富士通ゼネラル(以下:富士通ゼネラル)と、米国の大手空調・給湯機器メーカーRheem(リーム)社は、北米空調機ビジネスにおいて包括的な提携を目指して共同開発を含めた協業に基本合意し、その第一弾として、8月31日相互商品供給契約を締結いたしました。
米国の空調機市場は、ダクト方式全館空調が主流であり市場の約90%を占めています。一方、地球温暖化に伴うエネルギー規制は厳しくなってきており、特に、空調設備に関する規制は強化されています。近年、日系メーカーが得意とする快適性・省エネ性に優れた個別空調方式のダクトレススプリットエアコンが評価され、市場規模が拡大しつつあります。
こうした中、さまざまな顧客ニーズに対応することを目的として、今後の需要拡大が期待できるダクトレス市場で高いシェアを有する富士通ゼネラルと、米国で主流のダクト方式空調機の中でもハイエンド市場で高いブランド力を持つRheem社の保有する製品・販路が補完関係にあり、相互の商品供給をはじめとする協業関係を築くことが両社のビジネス拡大に寄与すると判断し、今回の合意に至りました。
Rheem Air Conditioning Division バイスプレジデント・ゼネラルマネジャー Mike Bransonのコメント
「近年の北米市場では、ダクトレス・ミニスプリットと業務用VRFシステムの需要が飛躍的に増加しています。Rheemは、当分野のグローバルリーダーである富士通ゼネラルと協業できることを嬉しく思っています。両社のビジネスは、まさに補完関係にあります。私たちは、北米のHVACソリューション事業における新製品開発と販売拡大につながる可能性を持つ今回の協業に、大いに期待しています。」
株式会社富士通ゼネラル 経営執行役常務 横山 弘之のコメント
「富士通ゼネラルとRheem社との今回の協業は、極めて有意義なものです。両社はともに、革新的なHVACソリューションを提供する有数の企業として認知されています。私たちも、Rheem社との協業に大いに期待しており、本協業により当社の顧客をはじめ市場に有用な価値を提供していけるものと考えております。」
富士通ゼネラルとRheem社は、2017年の年初に相互供給する新製品を発表する予定です。両社は、同年1月30日~2月1日にラスベガスで開催予定の「2017 AHR Expo」において、これらの新製品をそれぞれのブースで出展する予定です。
今後、富士通ゼネラルとRheem 社は、両社の保有するリソースを活かし協業によるシナジーを最大限発揮できるよう、製品の共同開発や調達、生産面などを含めたさらなる協業関係の強化について、引き続き検討していきます。
Rheem社について
1925年に設立。同社は暖房、冷房、給湯、プール/スパ暖房、業務用冷蔵庫を製造する世界で唯一のメーカー。アトランタに本社を置き、世界14か国で事業を展開。1988年、株式会社パロマが全株式を取得。Rheem社のプレミアムブランドは「Rheem(リーム)」、「Raypak(レイパック)」、「Ruud(ルード)」、「Eemax(エマックス)」、「Richmond(リッチモンド)」、「Splendid(スプレンディッド)」に加えて、業務用冷蔵庫ブランドの「Russell(ラッセル)」、「Witt(ウィット)」、「ColdZone(コールドゾーン)」、「Kramer(クラマー)」があり、グループ内のHeat Transfer Products Group(HTPG)部門で事業を推進。
問い合わせはwww.Rheem.comへ
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