PRESS RELEASE
平成16年3月16日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.03-N11-41)
業界初※1、赤外線ワイヤレスマイクなど赤外線機器への干渉問題を解決した 『プラズマビジョン®W』 IR※2対応モデルを新発売(P42VCA30IR / P50XCA30IR) |
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*「プラズマビジョン」は当社の登録商標です。
当社はこの度、画面から放射される赤外線を大幅に低減し、業界で初めて※1赤外線ワイヤレスマイクやワイヤレスキーボードなど赤外線利用ワイヤレス機器への干渉問題を解決した『プラズマビジョン®W』IR※2対応モデル2機種(P42VCA30IR / P50XCA30IR)を、国内市場向けに、3月20日より順次発売いたします。
プラズマディスプレイは、その大画面、薄さ、迫力等で、家庭用の薄型テレビとしてはもちろん、業務用モニターとしてもあらゆる分野で活用されております。一方、赤外線ワイヤレスマイクを使用するプレゼンテーションルーム、会議室、カラオケルームなどでは、プラズマディスプレイのパネル部から放射される赤外線がワイヤレスマイク受信機に干渉して、スピーカーからノイズ音が出たり、音が途切れるという問題がありました。このため、赤外線カット用フィルターを外部装着したり、CRTモニターやプロジェクターに入れ替える場合がありました。また、不便な有線機器や高価な電波式機器に入れ替える場合も見られました。
当社はこの課題を解決すべく、赤外線を大幅にカットするIR※2対応フィルターを開発し、プラズマディスプレイのパネル前面に一体装着することで、プラズマディスプレイからの赤外線放射量を、外部オプションフィルターより有効に99%※3以上カットすることに成功しました。これにより、赤外線ワイヤレスマイクなどの赤外線利用ワイヤレス機器に対するプラズマディスプレイからの赤外線干渉という問題を解決しました。
また、新商品は、コスト的にも大掛かりなオプションを外部装着することなく優れたトータルコストパフォーマンスを実現いたします。
今後、赤外線利用ワイヤレス機器を使用する会議室、ホテルの宴会場、大学のセミナールーム、カラオケルームなど、様々な使用環境に向け提案をしてまいります。今回の42V、50V型の発売を始めとし、今後63V型においてもIR※2対応モデルの展開を計画しております。また、IR※2対応フィルター搭載に加え、独自開発のPDP専用フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM※4」により高画質化も実現しております。
- ※1,3
- 平成16年3月現在 当社調べ
- ※2
- IR:Infrared(赤外線)の略
- ※4
- AVM:Advanced Video Movementの略称
『プラズマビジョン®W』IR対応モデル
(P42VCA30IR / P50XCA30IR)
『プラズマビジョン®W』IR※2対応モデル (P42VCA30IR / P50XCA30IR)の主な特長
- 新開発のIR※2対応フィルター搭載により、プラズマディスプレイから放射される赤外線量を、外部オプションフィルターより有効に99%以上※3カットし、優れたトータルコストパフォーマンスを実現
- 独自開発のPDP専用フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM※4」の搭載により、パネルの表示性能を最大限に生かし、業界最高レベルの高画質化を実現
- 『画像調整』機能の充実により、ユーザーの目的にあった映像再現が可能
1.新開発のIR※5対応フィルター搭載により、プラズマディスプレイから放射される赤外線量を、外部オプションフィルターより有効に99%以上※6カットし、優れたトータルコストパフォーマンスを実現
従来、赤外線ワイヤレスマイクを使用する環境では、プラズマディスプレイのパネル部から放射される赤外線が、ワイヤレスマイク受信機を干渉して、ノイズ音が出たり、音が途切れる場合がありました。
新商品は、新開発の赤外線対策フィルターを一体装着し、ディスプレイからの放射赤外線量を、外部オプションフィルターより有効に99%以上※6カット、業界で初めて※7赤外線ワイヤレスマイクなど赤外線機器への赤外線干渉による問題を解決しました。
これにより、新モデルでは、組み合わせ可能な赤外線ワイヤレス機器の選択肢を大幅に拡大、標準装備することでコスト的にも大掛かりなオプションを外部装備することなく、優れたトータルコストパフォーマンスを実現しました。(当社従来モデルの赤外線マイク使用可能エリア約30%※8、新モデルでは約97%※8に拡大:下記実験条件による)
- ※5
- IR:Infrared(赤外線)の略
- ※6,7
- 平成16年3月現在 当社調べ
- ※8
- 株式会社オーディオテクニカ製の赤外線マイクの実験による
2.独自開発のPDP専用フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM※9」の搭載により、パネルの表示性能を最大限に生かし、業界最高レベルの高画質化を実現
「AVM※9」は、当社が培ってきた動き適応IP変換機能、高精細拡大/縮小フィルター処理、拡縮型輪郭処理、デジタルAGC機能、コンポーネントビデオ入力信号の高精細デジタル処理など当社独自の方式や性能を継承し、さらに独自開発の「高精細デジタルマルチコンバージョン(HDDMC)方式」を採用した超高密度LSIで、1チップ化したプラズマディスプレイ専用の当社独自フルデジタル・ビデオプロセッサーです。パネルのサイズや駆動方式にかかわらず、表示性能を最大限に引き出すことを可能にしました。
新モデルでは、こうした特長を最大限活用し、緻密な質感ある映像から静止画/動画に求められるクッキリとシャープで立体感のあるダイナミックな映像まで、様々な映像ソースに対して業界最高水準の高画質化を実現しています。
- ※9
- AVM:Advanced Video Movementの略称
フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM」
「AVM」デザイン
3.『画像調整』機能の充実により、ユーザーの目的にあった映像再現が可能
使用目的別に「ダイナミック」「リアル」「スタティック」の3種類の映像モードの搭載、及び、一般的なブライトネスやコントラスト調整等に加え、色温度(色温度RGB各色256レベル)調整を可能としました。これにより、パソコンデータの表示やカラオケ映像などそれぞれの使用目的にジャストフィットした映像再現ができます。
その他の特長
- ディスプレイの縦設置時にも対応したオンスクリーンの回転表示(入力モードやメニューなど)
- 電源オン / オフや入力モード切替えなど遠隔操作を可能にするRS-232C制御端子を装備
- リモコンを使用しなくても電源を入れるだけで、指定画面に戻るプライオリティー機能 (自動優先画面表示)
- 4台までのディスプレイを個別にリモコン操作可能としたID機能
- パネルの焼きつけを軽減するスクリーンオービター機能
- 各種映像ソースに対応する多彩なビデオカードをオプションとして準備
主な市場
新商品は、下記の市場での需要を見込んでおります。
- 赤外線ワイヤレスマイク使用のプレゼンテーションルームや会議室スペース
- 赤外線ワイヤレスマイク使用のホテル・レストランなどの宴会場
- 赤外線マウスや赤外線キーボードなどを使用するオフィス
- 赤外線ワイヤレスマイク使用のカラオケルーム
- 赤外線ワイヤレスマイク使用のスナック・パブなどのカラオケ設置店
品名・機種名・希望小売価格・発売時期
品 名 | IR対応42V型ワイドプラズマディスプレイ |
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機種名 | P42VCA30IR ・仕向け先 : 国内 ・カラー : グレ- |
希望小売価格 | オープン価格 |
発売時期 | 2004年3月20日より |
品 名 | IR対応50V型ワイドプラズマディスプレイ |
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機種名 | P50XCA30IR ・仕向け先 : 国内 ・カラー : グレ- |
希望小売価格 | オープン価格 |
発売時期 | 2004年3月20日より |
主な仕様
機種名 | P42VCA30IR | P50XCA30IR | |
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外観色 | グレ- | ||
消費電力 | 370W | 500W | |
外形寸法 | 幅103.5 × 高さ64.0 × 奥行8.5cm (突起部含まず) |
幅121.2 × 高さ72.6 × 奥行9.8cm (突起部含まず) |
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質量 | 31kg | 45kg | |
画面サイズ | 幅92.1 × 高さ51.8cm 〔対角42インチ〕 画面アスペクト比 16:9 |
幅110.6 × 高さ62.2cm 〔対角50インチ〕 画面アスペクト比 16:9 |
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表示画素数 | 水平852 × 垂直480 | 水平1,366 × 垂直768 | |
表示色 | 10億7千万色 | ||
表示モード | ・ビデオ / S映像 : ノーマル / ワイド / ズーム ・コンポーネントビデオ入力時 : ノーマル / ワイド / ズーム ・RGB入力時 : ノーマル / ワイド / ズーム |
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入 出 力 端 子 |
ビデオ入力 (オプション) |
1系統(BNC) | |
S-映像入力 (オプション) |
1系統(mini-DIN4P) | ||
アナログRGB入力1 | 1系統(mini-D-SUB15P) | ||
アナログRGB入力2 / コンポーネントビデオ入力 (オプション) |
1系統(BNC × 5)[R / CR / PR,G / Y , B / CB / PB , HD , VD] RGB入力とコンポーネントビデオ入力を選択 |
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音声入力 (オプション) |
3系統(RCAピン R / L) | ||
外部スピーカー出力 (オプション) |
10W+10W(8Ω) | ||
制御端子 | RS232C準拠(D-SUB9P) | ||
適用規格 | 安全 | IEC-J60065(日本) | |
EMC | IEC-J55013 | ||
電源高調波電流 | JIS C 1000-3-2適合 | ||
オプション | ビデオボード(P-TE1100 / P-TE1110 / P-TE1120 / P-TE1130 / P-TE1140)、設置用金具(卓上スタンド、壁掛けユニット、天吊ユニット)、スピーカー |
以上
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