PRESS RELEASE

平成13年10月4日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.01-N07-29)

2002冷凍年度向けルームエアコン
「先進呼吸®」をさらに進化させ、クリーンで快適な空質を追求した

徹底クリーン 新「プラズマエアロ®V」2機種を新発売

(AS28HPV / AS36HPV)

当社は、2002冷凍年度向けルームエアコンとして、高い省エネ性に加え、クリーンで快適な空質を追求した徹底クリーン 新「プラズマエアロ®V」シリーズ2機種(2.8kW / 3.6kW)を12月より順次発売いたします。

当社は長年、エアコンの吸込み口から吹出し口までの気流の改善に取り組み、'98年に業界に先駆け、エアコンパネルを開閉させて省エネ・空清機能を大幅に向上させた「先進呼吸®」エアコンを開発しました。その優れた効用により、高い省エネ性はもとより、強力な空気清浄・脱臭機能を備えるなど室内の空質向上を図ってまいりました。また昨年は、エアコン内部でのカビ・雑菌の繁殖を防ぐ内部クリーン機能を、業界に先駆けて開発し、内部のカビ・雑菌・ニオイの発生を防ぎ、近年高まっている健康志向にも応えてまいりました。

2002冷凍年度の新「プラズマエアロ®V」は、プラズマ技術の応用とさらに進化させた「先進呼吸®パネル」により、空気清浄・脱臭機能や内部クリーン(防カビ・除菌)機能を一層強化しました。また、内部クリーン機能は、独自の内部循環送風技術により、低濃度オゾンを内部の隅々まで行き渡らせ、短時間で防カビ・除菌効果が得られます。

これらにより、エアコンから吹き出す風を徹底的にクリーンにすることで、快適な空調を実現しました。

さらに業界初の“暖房サイクル”除湿技術による「結露防止」機能も搭載し、従来の除湿では不可能であった冬季の除湿を可能にすることにより、暖房停止後の室内(窓、壁、押入れなど)への結露を防ぎ、カビの発生を防止します。これにより室内も徹底的にクリーンにし、健康で快適な空間を実現しました。

また、新たな機能としてマイナスイオン発生器を搭載し、プラズマ強力空気清浄、プラズマ内部クリーン、除湿機能との相乗効果により、マイナスイオン効果を高めます。

もちろん2機種とも2004年度新省エネ法基準値をクリアするとともに、電力消費量の増加の原因となるエアフィルターの目詰まりをワンタッチで確認できる新機能も搭載し、省エネ性の向上を図りました。


写真 : 徹底クリーン 新「プラズマエアロV®」シリーズ(AS28HPV / AS36HPV)

 

徹底クリーン 新「プラズマエアロ®V」の主な特長

「先進呼吸®」のテクノロジーをさらに進化させた徹底クリーン 新「プラズマエアロ®V」

  1. 室内の空気の汚れやイヤなニオイを強力に除去する「プラズマ空清」&「W脱臭」
  2. エアコン内部を短時間で自動的に除菌・脱臭する「プラズマパワークリーン」
  3. 暖房停止後の室内の結露(湿害)を防止する「結露防止」機能
  4. 室内の空気をリフレッシュする「マイナスイオン」発生器搭載
  5. 省エネに役立つ業界初の「楽々フィルターチェック」
  6. 2004年度新省エネ法基準値をクリアした高い省エネ性

空気の汚れやニオイを強力除去「プラズマ空清」&「W脱臭」

1)部屋の空気の汚れを強力に除去する「プラズマ空清ユニット」を搭載

「プラズマ空清ユニット」は、プラズマを発生させることにより、汚れた空気中の粉塵を帯電させ、花粉やカビ・ダニなどミクロの物質も強力に除去します。さらに「先進呼吸®パネル」の改良により「プラズマ空清ユニット」への吸込み風量を増加させ、集塵能力をさらに高めました。

2)イヤなニオイを強力に除去するプラズマ脱臭と光再生フィルターの「W脱臭」機能

「プラズマ空清ユニット」でのプラズマ発生によりニオイの分子を分解する「プラズマ脱臭」と、ゼオライト脱臭剤 + 酸化チタンによりニオイを吸着・分解する「光再生脱臭フィルター」の「W脱臭」機能で、タバコやペットの気になるニオイはもとより、ホルムアルデヒドやトルエン等のVOC(注1)(揮発性有機化合物)も除去します。

エアコン内部を短時間で除菌・脱臭「プラズマパワークリーン」

エアコン内部を除菌・脱臭する機能として、「先進呼吸®パネル」の開閉する特長を最大限に活かした「プラズマクリーン」を昨年業界に先駆け開発しました。今年はこの機能をさらに強化した「プラズマパワークリーン」は、リモコンの「クリーン」ボタンを押すとエアコン内部の乾燥運転を行い、その後「先進呼吸®パネル」を閉じて内部を密閉状態にし、低濃度オゾンを行き渡らせることにより、エアコン内部を除菌・脱臭する機能です。

新構造の「プラズマパワークリーン」では、送風ファンを“逆回転“させることにより、低濃度オゾンが機外に漏れることなくエアコン内部の隅々まで行き渡り、15分という短時間で除菌・脱臭します。ワンタッチ操作で、外部からは取り切れないエアコン内部の「カビ」や「雑菌」の繁殖を抑え、エアコンを長期間にわたり清潔に保つことができます。

暖房停止後の室内の結露(湿害)を防止「結露防止」機能

近年、マンションなどの高気密住宅が増加し、冬季における暖房使用後の温度差で、窓や押入れの壁などに結露し室内にカビが発生する原因となっています。従来のエアコンの除湿機能は夏場中心の“冷房サイクル”だけの除湿運転でした。このため外気温が10°C前後まで下がると除湿できませんでした。

当社は、こうした課題を解消するため、従来の“冷房サイクル”に業界初の“暖房サイクル”を加えた「フルシーズン除湿」機能を開発しました。これは冬季でも“暖房サイクル”除湿により充分な除湿力と高い吹出し温度を得ることができ、除湿しながら吹出し温度を室温より5~15°Cまで高めることが可能になりました。

この機能は、冷媒の流れが冷暖双方向で制御可能な新開発の“除湿制御弁”により“冷房サイクル + 暖房サイクル”での除湿を実現し、四季を通じてさまざまな用途で使えることを可能としました。

1)「結露防止」モード で冬の結露を防止

外気温の低い冬季など、暖房運転中に拡散した水蒸気が、停止後の室温低下により、低い窓や押入れの壁に結露となって付着します。新機能の“暖房サイクル”除湿は、低温時でもしっかりと除湿量を確保し、マンションなどの高気密住宅の湿害防止に最適な機能です。冬でも室内の結露を防止し室内をクリーンで快適に保ちます。

2)「カビよけ」モード でお部屋を見張ってカビを防止

夏場や梅雨時だけでなく気温の低い時など、こもりがちな室内の湿気を湿度センサーがしっかり見張ります。外出時にセットすると、カビが発生しそうな室温や湿度を感知し、自動的に除湿運転を開始してカビを抑えます。

《その他の“暖房サイクル”除湿の特長》

(1)「快適除湿」モードで四季を通じて快適な湿度をキープ

“暖房サイクル”除湿では、従来方式より吹出し温度をかなり高くできるので、肌寒さの無い暖かい除湿運転を実現し、肌寒い梅雨時でも快適な除湿運転ができます。

湿度センサー付きで、5%ごとの湿度設定が可能です。

(2)「スピードランドリー」モードで洗濯物をスピード乾燥

冬場の洗濯物乾燥においても“暖房サイクル”除湿による「スピードランドリー」モードで乾燥時間が当社従来機に比べ約半分となりました。

室内の空気をリフレッシュ「マイナスイオン」発生器搭載

「マイナスイオン」は、森林や滝などの自然界に多く存在し、「ストレスを解消し、心身をリラックスさせる」などの効果があると言われています。しかし、汚れた空気や湿度の高い環境ではすぐに消滅してしまいます。

そこで当社は、「プラズマ空清」「プラズマパワークリーン」によるきれいな空気と「フルシーズン除湿」による除湿された空気により、「マイナスイオン」の効果をより高めるようにしました。

省エネに役立つ業界初の「楽々フィルターチェック」

フィルターの汚れを一目で確認でき、省エネに役立つ業界初の「楽々フィルターチェック」機能を搭載しました。

「楽々フィルターチェック」機能は、リモコン操作で「先進呼吸Rパネル」が運転中よりさらに大きく開き、約5m先からでもフィルターの汚れを確認することができます。

エアフィルターの掃除時期がくると「お知らせサイン(×印)」が浮き出ます。

フィルター部に照明が付いているので、暗がりでの視認性も向上しています。

本機能により、フィルターの目詰まりによるムダな電気代の増加を抑えることができます。

※12畳(3.6kW相当)の部屋に設置した状態でも向かい側(約5m先)から座ったままで確認することができます。(当社調べ)

2004年度新省エネ法基準値をクリアした高い省エネ性

磁極集中巻方式を採用しているコンプレッサモーターは、効率向上を図り、新I-PAM搭載によりさらに省エネ性を高めました。また、期間消費電力量を低減するため、コンプレッサー低出力時の効率向上を図る低振動トルク制御方式を採用しています。


その他の特長

  • 新I-PAM搭載と「クイック暖房」機能による高暖房化でスピード暖房を実現
  • 外さずにパネルの清掃ができる、サッと一拭き「大型フラットパネル」採用
  • 室内温 / 湿度・室外温度を一目で確認できる大型「快適先進モニター」
  • ワンタッチで省エネ運転に切り替わる「省パワー」機能
  • ワンタッチで簡単・見やすい新「抗菌そこだけ照明リモコン」

市場動向とねらい

2001冷凍年度のルームエアコン市場は、6月後半以降の猛暑の影響もあり、当初予測を大きく上回る770万台ほどに達する見込みです。

2002冷凍年度も買替え・買増し需要を中心とした堅調な需要が続くものと見込まれ、700万台程度の需要を予測しております。

当社2002年度の商品は、近年高まりを見せているユーザーの空質向上への対応、また地球環境保全への対応を強化していきます。

今回発表する新「プラズマエアロ®V」シリーズ2機種は徹底クリーンの機能と業界初「フルシーズン除湿」機能を搭載し、新省エネ法基準値をクリアするとともにオゾン層を破壊しない「新冷媒R410A」を採用しております。

主な仕様

徹底クリーン「プラズマエアロ®V」シリーズ
機種名 冷房能力 暖房能力 電源 冷媒
AS28HPV 2.8kW 4.0kW 100V 20A R410A パールホワイト
AS36HPV 3.6kW 4.8kW 100V 20A R410A パールホワイト

機種名・本体希望小売価格・生産台数・発売日

徹底クリーン「プラズマエアロ®V」シリーズ
機種名 希望小売価格 月産台数 発売予定
AS28HPV 240,000円 10,000台 2001年12月
AS36HPV 300,000円 5,000台 2002年 1月

以上

注釈

注1 VOC :
Volatile Organic Compounds

 

発表資料中の「価格」・「仕様」など記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。

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