PRESS RELEASE
平成12年6月8日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.00-N05-17)
42型ワイドプラズマディスプレイ プラズマビジョン® W -World Wide-~新制御方式の採用により高輝度・高コントラストを実現~ |
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当社は、この度新たに42型ワイドプラズマディスプレイ《プラズマビジョン®W》の新シリーズとして、コマーシャル市場からコンシューマ市場までの広範な用途に対応した高輝度・高コントラストの新商品を6月より国内外の市場に向けて受注を開始いたします。
また、プラズマディスプレイの市場規模と用途の拡大に対応し、インフォーメーションやプレゼンテーション用途の機能に特化した新商品も同時に受注を開始し、業界のファーストランナーとして、《プラズマビジョン®W》の用途別商品ラインナップを充実させてまいります。
プラズマビジョン®W : PDS4214(スピーカはオプション)
発売の背景
当社は、1993年より業界初の21型プラズマディスプレイ《プラズマビジョン®》を販売開始して以来、現在に至るまで業界のファーストランナーとして邁進してまいりました。
当社のプラズマディスプレイの歩みは以下のとおりです。
その間、*最軽薄の実現(8.5cm、31.5kg)、*ホームユースに求められる電磁波規格クラスBのクリヤはもちろん、VTRやラジオに及ぼす影響をも含めたノイズレベルの低減、*信頼性技術により、ブラウン管を凌ぐ長寿命(約3倍の寿命)の実現等、常に技術的アドバンテージを高めつつ、業界随一の販売実績を維持しております。
<プラズマビジョン®の経緯>
この度当社では、市場規模と用途が拡大しているプラズマディスプレイの市場動向にあわせ、コマーシャルからコンシューマまでの多様な用途に対応した高輝度・高コントラストの《プラズマビジョン®W》新シリーズを全世界のコマーシャル市場およびコンシューマ市場に向け受注を開始いたします。
新シリーズの《プラズマビジョン®W》は、入力にあわせたパネル動作モードの制御ににより、信頼性を確保しつつ高輝度化を可能にした新ピーク輝度制御方式(APLC : Advanced Peak Luminance Control)の導入により高輝度(当社比 + 50%)と高コントラスト(当社比 + 45%)を実現し、さらに色温度を高めた新パネルの採用による明るさ感の向上と相まって、プラズマディスプレイとして業界最高レベルの映像表示性能を実現しました。
また用途別商品として、インフォメーション用途の機能に特化したモデルも同時発売を行い、コマーシャル市場の拡大に対応したバリエーションの充実を図っております。
当社は市場に裏付けられた業界NO.1の実績による『高品質・高信頼性』を合わせ持つプラズマディスプレイの商品開発に注力し、今後も一般家庭用途から公共・企業向けなど広範囲にわたって『快適映像空間の創造』の提案を続けてまいります。
主な特長
輝度・コントラストの向上
新ピーク輝度制御方式(APLC)による、高輝度高コントラストを実現しました。
- 高輝度
当社従来機比50%UP - 高コントラスト
コントラスト比 580 : 1(当社従来機比45%UP)
色温度のアップ
パネルの改善による色温度を高めること(7650°K から 8500°K へ)により、輝くような白表示を実現し、明るさ感も向上しました。
当社独自開発のデジタル映像信号プロセッサ搭載
「動き適用IP(注1)変換処理」、「高精細拡大 / 縮小フィルタ処理」、「拡縮追従型輪郭強調処理」、「デジタルAGC(注2)機能」「コンポーネントビデオ入力信号の高精細デジタル信号処理」など、プラズマに最適なデジタル映像信号プロセッサを開発し、静止部分のチラツキを抑え、かつ動きのある部分もクッキリとシャープな立体感のある映像を再現します。
42型で世界一の最薄・最軽量
厚さ85mm、質量31.5kg、シミュレーション技術により徹底した部品の薄型・軽量化の追求を行い実現しました。
電磁波規格クラスB適合
ホームユースに求められる電磁波規格クラスBの対応はもちろん、VTRやラジオに及ぼす影響も含めたノイズレベルの低減を、新開発PDPパネルと新筐体構造などにより実現しました。
ビデオからコンピュータまで豊富な接続端子を装備
デジタル化時代にフル対応。
- コンポーネントビデオ入力端子(1系統)
HD信号(1080i / 720p)や480i / 480p信号が、高画質再生できます。 - RGB入力端子(2系統)
XGA高解像度入力信号対応で、ミニD-SUB15P入力端子とBNC入力端子の2系統を装備しています。 - Sビデオ入力端子(1系統) / ビデオ入力端子(1系統)
- 7W + 7W音声アンプと外部スピーカ接続端子
前機種で好評な専用スピーカ(別売)により、ディスプレイの側面に取付けたり、卓上型として使用するなど、各種の設置形態が可能です。 - ワイド機能
ノーマル / オート / ワイド1 / ワイド2 / ズーム1 / ズーム2のワイド機能を搭載していますので、各種のアスペクト比信号に最適な表示を行います。 - ワールドワイドな放送方式に対応
NTSC / 4.43NTSC / PAL / SECAM / M-PAL / N-PALと、全世界の放送方式に対応しています。
多彩な機能
- ディスプレイID機能(最大4台まで個別制御が可能)
- パソコンから電源オン / オフや入力モード切替が可能なリモート機能(RS-232C端子)
- 入力モードやメニューなどのオンスクリーン表示は縦設置にも対応
- 入力信号プライオリティー機能(自動優先画面表示)
- 省エネDPMS機能(DPMS : Display Power Management Signaling)
- パネルの焼き付きを軽減できるスクリーンセイバー機能
- 収納式本体操作キーとシンプルリモコン
設置性の向上
- 壁掛け設置後に接続ケーブルの取付けが可能な便利構造
- ケーブルの引回しが容易な美観のよい十字形ダクト構造
- 背面のワイヤー類をカバーして美観を保つ端子カバーを装備
豊富なオプション機器
- 設置用金具 : 卓上スタンドユニット、壁掛けユニット、天吊りユニット、プレゼンスタンド
- オーディオ関連 : スピーカ、スピーカスタンド
発売について
製品名 | 42型ワイドプラズマディスプレイ プラズマビジョン®W |
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機種名 | PDS4213 : クラスA適合品 PDS4214 : クラスB適合品 PDS4208 : コマーシャル市場向け (インフォーメーション / プレゼン用途) |
標準価格 | オープン価格 |
発売時期 | 2000年6月(受注開始) |
生産台数 | 3,000台 / 月 |
主な仕様(代表機種 : PDS4213W-H / PDS4208W-B)
機種名 | PDS4213W-H | PDS4208W-B | |
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外観色 | ダークグレイメタリック | ブラック | |
定格入力電圧 | AC100V~240V 50 / 60Hz |
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消費電力 | 390W | 370W | |
外形寸法 | 幅103.5cm × 高さ64.0cm × 奥行8.5cm | ||
質量 | 31.5kg | ||
画面サイズ | 幅92.2cm × 高さ51.8cm〔対角42インチ〕 画面アスペクト比 16 : 9 |
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表示画素数 | 水平852画素 × 垂直480画素 (画素ピッチ 1.08mm × 1.08mm) |
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表示色 | 1677万色(RGB8bit) | ||
視野角度 | 上下左右160度以上 | ||
表示モード | ビデオ / S映像入力時 | ノーマル / オート(自動選択) / ワイド1 / ワイド2 / ズーム1 / ズーム2 | |
コンポーネントビデオ入力時 | ノーマル / ワイド1 / ワイド2 / ズーム1 / ズーム2 | ||
RGB入力時 | ノーマル / ワイド / ズーム | ||
映像入力端子 | ビデオ入力 | 1系統(BNC) | |
S-映像入力 | 1系統(mini-DIN4P) | ||
コンポーネント ビデオ入力 |
1系統(BNC)〔Y、Pb / B-Y、Pr / R-Y〕 | ||
RGB入力-1 | 1系統(mini-D-SUB15P) 入力モード : プリセット 設定数 18 / ユーザー設定数 8 |
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RGB入力-2 | 1系統(BNC) 〔R,G,B,H,V〕 入力モード: プリセット設定数18 / ユーザー設定数8 |
無し | |
音声入力端子 | 2系統(ピンジャックL / R) | 無し | |
内蔵音声出力 | 1W + 1W(EIAJ) | 無し | |
外部スピーカ端子 | 7W + 7W(8Ω) 1系統 アンプ内蔵 |
無し | |
制御端子 | RS-232C準拠(D-SUB9P) | ||
適用規格 | 安全 : UL1950(米国)、EN60950、CEマーキング適合(欧州) EMC : FCC part15 classA(米国)EN55022、CEマーキング適合(欧州) |
以上
注釈
- 注1 IP :
- Interlace Progressive
- 注2 AGC :
- Automatic Gain Control
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