PRESS RELEASE
平成12年5月9日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.00-V02-13)
静岡県に家電リサイクル事業を行う新会社 (株)富士エコサイクル設立 |
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当社は、このたび、静岡県内をはじめ、その周辺地域から回収される使用済み家電品のリサイクル事業を行う「株式会社富士エコサイクル」を設立いたしました。
新会社は、株式会社富士通ゼネラルと、静岡県富士宮市の「株式会社佐野マルカ商店」(社長 : 佐野富和)との合弁により設立し、平成13年1月までに富士宮市に、使用済み家電4品目(テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン)のリサイクル処理を行う工場を建設し、「特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)」が施行される平成13年4月から本格操業を開始する予定です。
新会社 富士エコサイクルの概要
- 1)商 号
- : 株式会社富士エコサイクル
- 2)事 業
- : 特定家庭用機器再商品化法に定める商品化等の事業
- 3)所在地
- : 静岡県富士宮市山宮3507番地の19
- 4)資本金
- : 5千万円(但し、操業前に増資を予定)
- 5)設 立
- : 平成12年4月7日
- 6)出資比率
- : 株式会社富士通ゼネラル 70%、株式会社佐野マルカ商店 30%
(増資にあたっては、電機メーカー各社へ参加を呼びかける予定) - 7)営業品目
- : テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコン、OA機器等
- 8)処理能力
- : 年間30万台(2シフト56万台)
- 9)事業地域
- : 静岡県、山梨県及びその周辺地域
新会社設立の目的
当社では、1993年に定めた『環境憲章』に基づき、数々の環境施策に積極的に取り組んでおりますが、2001年4月に本格施行される「特定家庭用機器再商品化法(家電リサイクル法)」に対応し、家電製品のリサイクルを行うため、「株式会社富士エコサイクル」を設立いたしました。
新会社の設立により,環境先進企業として社会に貢献するとともに、ここで得たリサイクル技術を環境配慮型商品の開発・設計に反映させてまいります。
リサイクル工場の概要と特長
- 都市計画決定手続き、処理施設設置等の許可を経て、工場建設に着手し、家電リサイクル法が施行される平成13年4月から本格操業を開始。
- 工場用地は、富士宮市山宮工業団地内。
- 工場は2階建てとし、2階部分にトラック搬入スペースを設け、指定引取場所(中間ストックヤード)から使用済み家電品を受入れ分解し、1階に設置する破砕・分別工程に投入後、鉄・非鉄・プラスチック等に分別可能なレイアウトとする。
- 環境保全を実践
- 大気汚染、水質汚濁、振動・騒音、土壌汚染、臭気等について、徹底的な対策を施す。
- ゼロエミッション化を目指す。(平成14年3月)
- 冷蔵庫、エアコン用冷媒フロンに加え、冷蔵庫の断熱材フロンについても、回収を計画。
今後の取り組み
今後は、電機メーカー各社の出資参加を募り、各社との連携による効率的なリサイクルシステムの確立と、佐野マルカ商店の処理ノウハウを活用したプラスチックの新たな用途開発や、ダスト類からも資源回収できるシステムを構築いたします。
工場建設にあたっては、環境保全を実践するために各種の事前対策を施し、ゼロエミッション化を目指すとともに、今後も資源循環型経済社会の実現に向け、その一翼を担うべくリサイクル事業を推進していく所存です。
(ご参考)株式会社 佐野マルカ商店の概要
- 昭和25年創業
- 1,250馬力のシュレッダーを保有、自動車リサイクルにおいて国内中核工場として操業
- 平成10年12月、リサイクル業界としては、いち早くISO14001の認証を取得
- 平成11年4月より、通産省工業技術院と廃プラスチックから塩ビの完全分離性の共同研究を開始
以上
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