よくあるご質問:温水ルームヒーター 運転前の準備と点検

運転を始める前には、以下の準備と点検をして、安全運転をこころがけてください。

特にシーズンはじめや、1ヶ月以上使わなかった場合は、ご使用前に必ず点検をしてください。

定期点検のおすすめ

安全で快適にご使用いただくために、2年に1回程度定期点検(有償)を受けることをおすすめします。
湿気やホコリの多い場所、温泉地域などでお使いの場合は、1年に1回の点検をおすすめします。

定期点検について

STEP1

1. 室内ユニットの使用場所を確認する

室内ユニットを設置する際には、以下の内容にご注意ください。

  • 熱に弱い床面(カーペットや床材)の上で使用する場合は、温風の当たる個所に、熱に強いマットなどを敷いてご使用ください。
  • 熱に弱い木製品や樹脂製品に、直接温風があたらないようにしてください。
  • 吹出口の前に温風の循環を妨げる家具などを置かないでください。
  • 周囲に引火しやすいものを置かないでください。
  • 平らな床面の上でご使用ください。

室内ユニットの使用場所について詳しくは、以下のページをご覧ください。

2. 温水コンセントを接続する

温水プラグを温水コンセントの正面から「カチッ」と音がするまで差し込んでください。

温水プラグを斜めから装着しないでください。破損し、水漏れの原因になります。

接続の際に、確認してください。

温水プラグの端子部に破損やつぶれなどの不具合はありませんか?

不具合があった場合は、商品をご購入の販売店または当社コールセンターへご相談ください。

温水プラグの端子部に乾いた不凍液が付着していませんか?

こびり付いた不凍液は、乾いた布などでふき取ってください。

温水チューブに劣化(破損や硬化など)はありませんか?
温水チューブが引っ張られた状態や、折れ曲がったり、ねじれた状態になっていませんか?
温水プラグはプラスチック、ゴムなどの材質が使われています。温水チューブを引っ張るなど、強い力が加わると、温水プラグが破損し水漏れの原因になります。

3. 室内ユニットの開閉弁を開ける

室内ユニットの側面にある開閉弁ダイヤルを「開」に合わせてください。

開閉弁ダイヤルはゆっくり操作してください。
開閉弁ダイヤルが「閉」のまま運転しても、暖房水が循環しないのでお部屋が暖まりません。

STEP2

1. 室外ユニットの水平を確認する

室外ユニット本体が水平に設置されているか確認してください。

本体が傾いていると、耐震自動消火装置が作動しますのでご注意ください。

2. 暖房水の残量を確認する

暖房水が減っていないか確認してください。
残量が少ない場合は水道水を補充してください。

暖房水の確認方法や分量については以下のページをご覧ください。

3. 灯油の残量を確認する

オイル(油)タンクに灯油が入っていることを確認してください。
空だったり残量が少ない場合は灯油を補充してください。

灯油の補充については以下のページをご覧ください。

4. オイル(油)タンクの元栓を開ける

オイル(油)タンクの元栓(コック)を開いてください。

元栓(コック)の開け方は、お使いのオイル(油)タンクの取扱説明書をご覧ください。

5. 油漏れを確認する

オイル(油)タンクや送油管の接合部などから、油漏れが無いことを確認してください。

油漏れがあった場合は、商品をご購入の販売店または当社コールセンターへご相談ください。

6. 室外ユニットのリセットレバーを押し下げる(KB-116型、KB-100型以外の場合)

室外ユニットのリセットレバーを2~3回押し下げてください。

レバーから手をはなすと、リセットレバーを押し下げる前の位置に戻ります。

リセットレバーは5ミリの幅で上下します。下げた状態から5ミリ上がれば正規の位置にセットされます。
この操作をしないと運転開始できない場合があります。

リセットレバーがもとの位置に戻っていることを必ず確認してください。
戻っていないと油漏れの原因となり、大変危険です。

以下のような場合はリセットレバーを2~3回押し下げてください。

  • シーズン初めや長期間使用しなかった場合。
  • 点検やお手入れの後、再運転する場合。
  • 室外ユニットに振動が加わった場合。(地震、移動やモノがぶつかったことによる衝撃など。)

7. 室外ユニット設置場所を確認する

室外ユニットの周囲や、排気口の前方に引火物や可燃物が無いことを確認してください。

室外ユニットの設置場所について詳しくは、以下のページをご覧ください。

STEP3

1. 電源コードを接続する(室外ユニット用と室内ユニット用の2ヶ所)

室外ユニットと室内ユニットの電源コードを電源コンセントに接続してください。

(1)
室外ユニット用電源コードのプラグ(メス側)温水コンセント接続部へ差し込んでください。
(2)
室外ユニット用電源コードのプラグ(オス側)電源コンセントへ差し込んでください。

室外ユニットの電源コード説明図

(3)
室内ユニット用電源コードのプラグを電源コンセントに差し込んでください。

室内ユニットの電源コード説明図

AC100Vのコンセントに確実に差し込んでください。
室外機直付け電源コード(オプション)をご使用の場合、電源コードは室外ユニットから、屋外の電源コンセントへ接続してください。

2. リモコンを確認する

リモコンの電池の寿命は約1年です。以下のような場合は電池を交換してください。

  • リモコンが正しく動作しない場合。
  • 本体に近づかないと受信しない場合。
  • リモコンの表示部がうすくなり、文字が見えにくくなった場合。
電池を交換した後はリセット(ACL)ボタンを押してください。
リモコンに現在時刻が表示される機種の場合、リモコンの現在時刻を設定しなおしてください。

3. 現在時刻を設定する

時計表示が室内ユニット本体にある場合

室内ユニットの時刻を設定してください。
室内ユニットの電源プラグをコンセントに差し込むと、デジタル表示部に「-- --」が点滅表示されます。

室内ユニットの電源プラグを抜いたり、停電があった場合などは、時刻の再設定が必要です。

時刻の設定方法は以下のページをご覧ください。


時計表示が室内ユニットリモコンにある場合

室内ユニットリモコンの時刻を設定してください。

2002年以前に発売された製品などでは、時刻は室内ユニットリモコンに表示されます。
電池交換のあとは、時刻の再設定が必要です。

時計表示が室外ユニットリモコン(注1)にある場合

室外ユニットリモコンの、時刻を設定してください。

室外ユニットリモコンが付属されている場合、時刻は室内ユニットリモコンに表示されます。
室外ユニットの電源プラグを抜いたり、停電があった場合などは、お買い上げ時の設定に変わる場合があります。

4. 水漏れの確認をする

運転スイッチを入れた後、温水コンセントやホースなどから、水漏れが無いことを確認してください。

  • KH-0002

注1 室外ユニットリモコン:
室外ユニットリモコンはKB-116型 / KB-100型 / KB-87TU / KB-87PU / KB-87JU / KB-64HSDの付属品です。