PRESS RELEASE

2020年5月18日

株式会社富士通ゼネラル

20-N01-06

欧州向け業務用マルチエアコンAIRSTAGE J、V シリーズのラインアップを刷新

設置や設備設計の自由度を向上させた20機種を発売

当社は、空調機事業における海外コマーシャルビジネスをさらに拡大させるため、欧州向けの中小規模店舗・ オフィス用マルチエアコンJ シリーズ(以下J シリーズ)15機種およびビル用マルチエアコンV シリーズ(以下V シリーズ)5機種を今月中旬より発売します。

1. J シリーズの特長:設置場所の自由度の高さと工事のしやすさ

(1)コンパクトで軽量な室外機

業界最小のJ-ⅣL シリーズをはじめ、各機種とも室外機がコンパクトで軽量なため、設置場所の自由度が 高く、据付工事もしやすいことが特長です。

(2) 室外機の最大静圧(注1)を高め、狭小スペースでも高い冷暖房能力を実現(J-IVSとJ-IV)

欧州では景観保護のために室外機を建物の間や目隠しバルコニーの内側など直接目に触れない場所に設置することが多く、室外機周辺の空間が狭くなってしまいます。そのため、吸込み風量が低下し、十分な冷暖房能力が発揮できない場合があります。J シリーズは、運転制御を見直し、高静圧での運転が可能となり、十分な冷暖房能力を発揮しながら狭小スペースへの設置も出来るようになりました。

(3) 室外機1台に接続できる室内機台数は業界トップクラス

ホテルや小規模店舗で構成される商業施設など室内機の設置台数が多い施設において、熱交換器サイズを見直した室内機の採用で、より少ない室外機での設備設計ができ、18馬力で最大42台の室内機が接続できます。

2. V シリーズの特長:室外機が連結可能で大規模物件の様々なニーズに対応

(1)室外機に対する接続室内機の能力範囲を拡大。部分的な店舗での運転が可能

欧州では大規模商業ビルなどで建物完工前に、利用可能なスペースに入居したテナントが先行して開業することがあり、部分的な空調の運転が必要となります。これまで部分的な運転を実施するには、室外機の能力に対して50%以上の室内機能力の接続が必要でしたが、新シリーズでは室内機の接続能力範囲の下限を業界トップ(注2)の25%以上とし、能力範囲を拡げました。

(2)室外機1 台に接続可能な室内機台数を拡大。設備設計の自由度を向上

J シリーズ同様、室外機1 台に接続可能な室内機の最大接続台数を拡大し、設備設計の自由度を向上しました。48馬力で最大64台の室内機が接続できます。(16馬力の室外機を3台連結した場合)

AIRSTAGE J、V シリーズのラインアップ

注釈

注1:
静圧とは、送風路における通風抵抗の程度を表す指標の一つで、設置スペースが狭小になるほど静圧が高くなり、冷暖房能力の低下につながるため、J シリーズでは、最大静圧を高めました。
注2:
2020 年5月18日現在。当社調べ。

拡大画像

J-ⅣS シリーズ(JPG:130KB)

J-Ⅳ シリーズ(JPG:185KB)

J-ⅣL シリーズ(JPG:185KB)

J-ⅣL シリーズ(JPG:144KB)

VR-IV シリーズ(JPG:73KB)

VR-IV シリーズ(JPG:82KB)


*「AIRSTAGE」は株式会社富士通ゼネラルの登録商標です。