PRESS RELEASE

平成18年8月7日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.06-N02-11)

ユビキタス(注1)時代の双方向情報提供システム

「UBWALL®(注2)(ユビウォール)」新発売

この度当社は、インタラクション機能を搭載した大画面情報提供システム「UBWALL®(ユビウォール)」を8月8日より販売いたします。

近年の急激なIT社会への変化やネットワーク網の整備によりさまざまなコンテンツのデジタル化と膨大な情報の共有が可能となりました。一方では、この電子化された膨大な情報を、誰でも・いつでも・どこでも『簡単な操作』で引き出し活用することがユビキタス社会の課題です。

現在、店舗、駅・空港等の現場に設置されているIT機器には、KIOSK端末やデジタル・サイネージ(注3)があります。店舗など現場に置かれている双方向の情報端末には、KIOSK端末がありさまざまなことができる反面、求める情報に行き着くまでに、多くの操作が必要であるため、利用者の要望する情報の入手に手間が掛かる傾向にあります。

一方、デジタル・サイネージは、大画面の良い視認性を活かしプロモーション用、看板・広告用に使用されていますが、案内や広告など広告主からの一方向の情報案内(Push型表示)に限定されています。

「UBWALL®」は、KIOSK端末の持つインタラクション性とデジタル・サイネージのPush型表示の両面を兼ね備えた新しい情報提供システムです。

利用者は、「UBWALL®」により、端末にIDカードや「おサイフケータイ®(注4)」をかざすだけで情報の活用が可能となります。ショッピングモールでの店舗情報、空港でのフライト情報などさまざまな場所で目的にあった情報を『簡単』に入手することが可能となります。

デジタル/アナログコンテンツ軸と一方向/双方向情報案内軸におけるユビウォールの位置づけ説明図。インタラクション性とデジタルサイネージのPush型表示の両面を兼ね備えた双方向情報提供システム。


 

「UBWALL®」の主な特長

  1. インタラクション機能を持った「FeliCa®(注5)」ユニット搭載。
  2. どこからでも目立つ大画面ディスプレイを採用。
  3. インタラクション性能をさらに向上させる全面タッチパネルを採用。
  4. デジタル・サイネージからインタラクションモードへの自動切換え機能として人検知センサーを搭載。
  5. 面倒なコンテンツの差替えが簡単に行える専用ツールを標準装備。

「UBWALL®」の概要

1) 特長と効果

  1. インタラクション機能を持った「FeliCa®」ユニット搭載。
    「FeliCa®」対応IDカードや「おサイフケータイ®」をかざすだけで情報の活用が可能となります。ショッピングモールでの店舗情報、空港でのフライト情報、公共施設での施設利用情報などさまざまな場所で目的にあった情報を『簡単』に入手することが可能です。
  2. どこからでも目立つ大画面ディスプレイを採用。
    デジタル・サイネージのPush型表示として「気づき」効果が得られる最適なディスプレイです。
  3. インタラクション性能をさらに向上させる全面タッチパネルを採用。
    面倒な入力操作を画面に触れるだけの簡単な操作にすることで、欲しい情報の入手が可能です。
  4. デジタル・サイネージからインタラクションモードへの自動切換え機能として人検知センサーを搭載。
    利用者が「UBWALL®」に近づくと、インタラクションモードへ自動的に画面が切り換わるのでスピーディーに欲しい情報の検索が可能です。
  5. 面倒なコンテンツの差替えが簡単に行える専用ツールを標準装備。
    利用者は、常に新しい情報を得ることが可能で、リピート効果が得られます。
    さらに、バックヤード連携によりさまざまな情報の更新を自動的に行なえます。

ユビウォールの効果説明図。利用者のメリット、(1.気づく)興味がある時だけ近寄る、(2.触れる)手軽に情報入手、(3.もらえる)お得意様優遇電子クーポンの発行。事業者メリット、(1.気づく)現場広告、(2.触れる)広告効果の定量化、(3.もらえる)購買へ誘導顧客の囲い込み。ユビウォール機能、(1.気づく)大画面、(2.触れる)簡単操作近寄る・タッチ・さがす、(3.もらえる)IDカード・おサイフケイタイとの連携。

2) 情報入手から活用までの流れ

KIOSK端末の持つインタラクション性とデジタル・サイネージのPush型表示の両面を兼ね備えた「UBWALL®」には、待ち受けモード(気づく)・インタラクションモード(触れる)・パーソナライズモード(もらえる)の3つのモードがあります。

「UBWALL®」の情報入手から活用までの流れ
待ち受けモード(気づく)イメージ写真。 インタラクションモード(触れる)イメージ写真。 パーソナライズモード(もらえる)イメージ写真。

3) 提供端末

「UBWALL®」端末は、i.標準型の「UBWALL® Station」 ii.パーツ提供型の「UBWALL® Parts」の2タイプがあります。

  1. 「UBWALL®Station」
    基本提供パターンの商品で機器構成は以下のとおりになります。
    ハード構成
    • 専用筐体
    • 50型ディスプレイ
    • タッチパネル
    • 「FeliCa®」ユニット
    • 人検知センサー
    • 制御PC
    • スピーカー
    ソフト構成
    • コンテンツ管理ツール
    ユビウォール ステーションの写真。
  2. 「UBWALL® Parts」
    「UBWALL® Station」の筐体を除く部品提供型のサービスで、顧客ごとに幅広い設置形態が可能となります。
    ※ 顧客の要望に応えるべく個別対応も検討いたします。

「UBWALL® Station」システム構成

名称 「UBWALL® Station」
機器構成
  • 専用筐体
  • 50型ディスプレイ
  • 「FeliCa®」ユニット
  • 人検知センサー
  • タッチパネル
  • 制御PC
  • スピーカー
コンテンツ管理ツール
  • 専用CMS
  • 基本テンプレート
外形寸法 本体部 W918mm × H2,158mm × D250mm(突起物含まず)
ベース部 W1,100mm × H12mm × D777mm
質量 約250kg

※ CMSはContents Management Systemの略です。

「UBWALL® Station」受注開始時期・販売目標

受注開始時期
: 平成18年8月8日
納期
: 受注後 2ヶ月(「UBWALL® Station」に限る)
予定台数
: 300セット(年間)
価格
: オープン価格

注釈

注1 : ユビキタス
1989年米ゼロックス社パロアルト研究所が提唱した概念で、社会や生活空間のいたるところにコンピューターが存在し、知りたい情報をいつでも接続できる環境を指す言葉です。
注2 : UBWALL®
(株)富士通研究所の技術を製品化したものです。
注3 : おサイフケータイ®
(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。
注4 : デジタル・サイネージ
映像機器を活用した電子データによる広告・インフォメーション・セールスプロモーションのこと。
注5 : FeliCa®
ソニー(株)が開発した非接触ICカードの技術方式の名称です。
注6 : UBWALL® , おサイフケータイ® , FeliCa®
「UBWALL®」は富士通(株)の登録商標です。「おサイフケータイ®」は、(株)エヌ・ティ・ティ・ドコモの登録商標です。「FeliCa®」はソニー(株)の登録商標です。

 

発表資料中の「価格」・「仕様」など記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。

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