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PRESS RELEASE

平成14年1月24日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.01-N11-42)

独自開発のフルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM(Advanced Video Movement)」搭載
世界最大級61V型高精細プラズマディスプレイを商品化

プラズマビジョン®W -World Wide- 新発売

(PDS6101)

当社はこの度、独自開発のPDP専用フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM(Advanced Video Movement)」を搭載した世界最大級(画面サイズ135.1×76.0cm)の61V型プラズマディスプレイ、プラズマビジョン®W(PDS6101)を、国内外の市場向けに、2月中旬より発売いたします。

世界最大級の61V型高精細ワイドXGAタイプの新モデルは、迫力ある大画面に加えて、パネル能力を最大限引き出す、当社独自のPDP専用ビデオプロセッサー「AVM(Advanced Video Movement)」を搭載することにより、様々な映像ソースに対して、クリアで画期的な高画質映像を実現しました。

新商品は、61V型という大画面の迫力と高い映像クオリティに加え、新開発の『ファインモード』機能(ハイパーシネマモード)により、究極のホームシアターを実現します。

独自開発の『ファインモード』機能は、従来のシネマモードと異なり、階調を落とさずに輝度を下げ、画面のギラギラ感を抑え、落ち着いた室内で映画本来のフィルムの緻密な質感を忠実に再現した、映画鑑賞に最適なモードです。さらに、音質の面では、高忠実度を実現し、61V型では最大出力のオーディオアンプを本体に内蔵し、オプションの4ウ-ハ-同時インピーダンスコントロ-ル方式のスピ-カ-を組み合せることにより、2チャンネルでも家庭で本格的な映画館の臨場感を体感できるホームシアターのメインスクリーンとして最適なディスプレイです。

一方、業務用途においても、

  1. リアルXGAからUXGAまで対応の高精細大型表示が求められる金融ボードや駅、空港の時刻表
  2. 見やすい大型表示が求められる、案内板や展示会場といった公共施設
  3. 映像表現による演出やエンターテイメント性が求められるホテル、レストランといった多様な商業スペース
  4. 映像のクオリティを求められるプレゼンテーションルーム

など、多彩な用途にハイパフォーマンスで応えます。

今回の新モデル投入により、42V型ワイドVGAから61V型ワイドXGAまでラインナップを拡充しました。さらに、全ての機種に好評の独自開発「AVM」を搭載し、それぞれのクラスで画期的な高画質化、充実した多彩な機能を実現し、幅広いユーザーニーズに応えてまいります。


写真:プラズマビジョン®W(PDS6101)

 

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プラズマビジョン®W -World Wide- (PDS6101)の主な特長

  1. 独自開発のPDP専用フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM」の搭載により、パネルの表示性能を最大限に生かし、業界最高レベルの高画質化を実現
  2. 世界最大級61V型の高解像度、高輝度パネルを採用、さらに「AVM」によりパネル性能を最高レベルまで引き出し、大画面を活かした鮮やかでダイナミックな映像を再現
  3. 『ファインモード』機能を搭載することにより、映画館の臨場感を再現
  4. 『画像調整』機能の充実により、ユーザーの目的にあった映像再現が可能
  5. 『マルチ画面対応』機能搭載により、簡単に複数パネルの大画面表示を実現
  6. 61V型で最大出力のオーディオアンプを内蔵し、オプションスピーカー(同時発売)との組合せで大迫力のサウンドを実現

独自開発のPDP専用フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM」の搭載により、パネルの表示性能を最大限に生かし、業界最高レベルの高画質化を実現

「AVM*」は、従来当社が培ってきた動き適応IP変換機能、高精細拡大 / 縮小フィルター処理、拡縮型輪郭処理、デジタルAGC機能、コンポーネントビデオ入力信号の高精細デジタル処理など当社独自の方式や性能を継承し、さらに新開発の「高精細デジタルマルチコンバージョン(HDDMC)方式」を採用した超高密度LSIで、1チップ化したプラズマディスプレイ専用の当社独自フルデジタル・ビデオプロセッサーです。これにより、コストダウンを図り、省電力化も実現しました。さらに、パネルのサイズや駆動方式にかかわらず、表示性能を最大限に引き出すことを可能にし、信頼性も向上しました。

新モデルでは、こうした特長を最大限活用し、映画鑑賞に求められる緻密な質感ある映像から静止画 / 動画に求められるクッキリとシャープで立体感のあるダイナミックな映像まで、様々な映像ソースに対して業界最高水準の高画質化を実現しています。

さらに、「AVM」の搭載により「ファインモード」、「画質調整」、「マルチパネル」などの機能が充実しました。


フルデジタル・ビデオプロセッサー「AVM」


「AVM」デザイン


世界最大級61V型の高解像度、高輝度パネルを採用、さらに「AVM」によりパネル性能を最高レベルまで引き出し、大画面を活かした鮮やかでダイナミックな映像を再現

新モデルは、世界最大級の61V型で、ハイビジョン信号にもフル対応できる高解像度ワイドXGA(1365 × 768)、高輝度(600cd / m²)パネルを採用しました。

さらに「AVM」により、パネルの性能を最高レベルまで引き出し、大画面を活かした鮮やかでダイナミックな映像を再現しました。

これにより、一般家庭ではこれまでの大型ホームシアターディスプレイを覆す大画面薄型ディスプレイとして、 また業務用途としては、

  1. リアルXGAからUXGAまで対応の高精細大型表示が求められる金融ボードや駅、空港の時刻表
  2. 見やすい大型表示が求められる、案内板や展示会場といった公共施設
  3. 映像表現による演出やエンターテイメント性が求められるホテル、レストランといった多様な商業スペース
  4. 映像のクオリティを求められるプレゼンテーションルーム

など、多彩な用途にハイパフォーマンスで応えます。

「ファインモード」機能搭載により、映画館の臨場感を再現

『ファインモード』機能(ハイパーシネマモード)は、劇場の明るさを想定し、入力映像レベルにより信号処理パラメーターだけでなく、放電タイミングまでも高精細にコントロールし、階調を落とさずに輝度を下げる独自の輝度制御方式によって、従来のシネマモードと異なり、優れた階調特性と色再現性を全く損なうことなく、最適な輝度レベルに制御することを可能としました。

これにより、落ち着いた室内でも、映画本来のフィルムの緻密な質感を忠実に再現し、映画館の臨場感を手軽に体感できます。


「画像調整機能」の充実により、ユーザーの目的にあった映像再現が可能

「ファイン」「ダイナミック」「リアル」など使用目的別に6種類の映像モードを搭載した他、一般的なブライトネスやコントラスト調整等に加え色温度やノイズリダクションレベルまでも細かく(色温度RGB各色256レベル、ノイズリダクション4レベル)調整可能としました。ビギナーユーザーから、プロフェッショナルユーザーまで、それぞれの好みや使用目的にジャストフィットした映像再現ができます。

また、「ピクチャーメモリー」機能により、一度設定した好みの画面設定を8種類まで記憶し、ワンタッチで再現することができます。

『マルチパネル』機能の搭載により、パネルを複数組み合わせた大画面表示を簡単なリモコン操作のみで実現

世界最大級の大画面をさらに活かすため、リモコンによる簡単な操作で新モデルを複数使用した2 × 2や3 × 3のマルチパネル上に、ひとつの映像を映し出す「マルチパネル」機能を搭載しました。

9画面(3 × 3)を使用した場合には、対角線で180インチ相当の迫力ある大画面を表示できます。同時に多数の人を対象とした広告や案内表示に最適な機能です。

本機能はSXGA入力に対応しています。その他の各種映像信号や各種のパネル構成に対応するシステムについては、お客様のお問い合わせにより、別途、最適なシステムを提案いたします。


「マルチパネル」活用例


61V型で最大出力のオーディオアンプを内蔵し、オプションスピーカー(同時発売)との組み合わせで、大迫力のサウンドを実現

デルタシグマ1bit クラスDオーディオアンプを本体に内蔵することにより、20W+20W(4Ω)のハイパワーと、スペクトラム拡散方式採用によって、ひずみが極めて少ないクリアな音質を実現しました。

また、同時発売した4ウーハー同時コントロール方式採用の専用スピーカーを組み合せることにより、スリムな外観からは想像もつかない迫力ある低音と伸びやかな高音を実現し、映画館の臨場感を体感できます。

その他の特長

1. ビデオやパソコンなど各種映像ソースの入力が可能な接続端子をフル装備し、さらにデジタル機器への接続を向上させることにより幅広い用途での使用が可能となりました。

デジタルハイビジョンチューナーを直接接続し、高画質で再現するD4端子(注1)やコンポーネントビデオ端子と、パソコン映像を劣化のないデジタル信号のまま入力可能にしたDVI端子を装備しています。

2. 多彩な機能を搭載

  1. 縦横設置に対応したオンスクリーン表示(入力モードやメニューなど)
  2. 電源オン / オフや入力モード切替えなど遠隔操作を可能にするRS-232C制御端子を装備
  3. いつでも指定した画面に戻るプライオリティー機能(自動優先画面表示)
  4. 4台のディスプレイの個別操作が可能なID機能
  5. パネルの焼きつけを軽減するスクリーンオービター機能搭載
  6. 本体キーロック機能(いたずら防止)

PDS6101の主な仕様

機種名 PDS6101
外観色 グレイ / シルバー
消費電力 655W
外形寸法  幅145.2 × 高さ86.2 × 奥行11.9cm
質量 61kg
画面サイズ  幅135.1 × 高さ76.0cm
〔対角61インチ〕
画面アスペクト比 16 : 9
表示画素数 水平1,365 × 垂直768
表示色 1,677万色
表示モード
  • ビデオ / S映像 :
     オート / ノーマル / ワイド1 / ワイド2 / ズーム1 / ズーム2
  • コンポーネントビデオ入力時 :
    ノーマル / ワイド1 / ワイド2 / ズーム1 / ズーム2
  • RGB入力時 :
    ノーマル / ワイド / ズーム
入出力端子 ビデオ入力 1系統(BNC)
S-映像入力 1系統(mini-DIN4P)
D端子 1系統(D4端子) : 日本国内機種のみ
アナログRGB入力1 1系統(mini-D-SUB15P)
アナログRGB入力2 /
コンポーネントビデオ入力
1系統(BNC × 5)[R / CR / PR , G / Y , B / CB / PB , HD , VD]
RGB入力とコンポーネントビデオ入力を選択
デジタルRGB端子 1系統(DVI-D端子)
音声入力 3系統(RCAピン R / L)
音声出力 1系統 20W + 20W(4Ω)
制御端子 RS232C準拠(D-SUB9P)
適用規格 安全 UL60950 , C-UL(北米)
EN60950(欧州)
IEC-J60950(日本)
EMC FCC part15 , ICES-003 classA(北米)
EN55022 classA(欧州)
IEC-J55022 classA(日本)
オプション 設置用金具(卓上スタンド、壁掛けユニット、天吊ユニット)、スピーカー

61V型専用オプションスピーカーの主な仕様

機種名 P-61SP01H / S
方式 バスレフ型インピーダンスコントロール
再生周波数 65~30,000Hz
構成 4-ウーハー、1ツゥイータ
定格入力 30W
最大入力 100W
定格インピーダンス
外形寸法 幅9.9 × 高さ86.2 × 奥行き9.5cm
質量 3.8kg / 本
希望小売価格 オープン価格

品名・機種名・希望小売価格・発売時期・生産台数

品名 61V型ワイドプラズマディスプレイ
機種名 PDS6101
  • 仕向け先:全世界
  • カラー:シルバー、グレイ
希望小売価格 オープン価格
発売時期 海外モデル : 2002年2月中旬より
国内モデル : 2002年3月より
生産台数 1,000台 / 月

注釈

* AVM :
AVMとは、Advanced Video Movementの略称です。PDPの高画質、コストダウン、高信頼性を追求し、「高精細デジタルマルチコンバージョン(HDDMC方式)」などを1チップ化し、当社が独自に開発したフルデジタル・ビデオプロセッサーです。
注1 D4端子 :
国内モデルのみ

 

発表資料中の「価格」・「仕様」など記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。

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