PRESS RELEASE
平成11年8月23日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.99-N12-19)
42型ワイドプラズマディスプレイ プラズマビジョン®W -World Wide-~ALIS方式の採用により高精細,高輝度を実現~ |
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新 商 品 発 表 資 料
当社はこの度、42型ワイドプラズマディスプレイ《プラズマビジョン®》の新しい商品ラインナップとして、新パネル駆動方式(ALIS)を採用した高精細、高輝度、業界トップの薄型、軽量の《プラズマビジョン®W》を、8月23日より国内外の市場に向けて発売いたします。
発売の背景
当社は、1993年より業界初の21型プラズマディスプレイ《プラズマビジョン®》を他社に先駆けて発売、1997年11月には世界最高レベルのハイコントラストパネル(コントラスト比400 : 1)を搭載した42型ワイド《プラズマビジョン®V・ホームシアター®》を発売してまいりました。
そして本年4月には、全世界のホームユース市場へ展開する電磁波規格クラスB適合の《プラズマビジョン®W》を発売し、この度その上位機として、新パネル駆動方式(ALIS)を採用した《プラズマビジョン®W》を発売いたします。
一方、今年に入ってプラズマメーカ各社からも、画質向上を図った新製品の発表 / 発売が相次いでおります。この中にあって、当社は他社にはない長年の実績と市場ニーズに対応した数多くの商品を発表し、また国内外合わせ約900件の特許の出願と、現在19カ国で延べ30件以上の特許登録をしており、今後もトップランナーとして変わらずプラズマディスプレイの市場拡大に注力してまいります。
新商品の《プラズマビジョン®W》は、輝度500カンデラ、XGA表示、また今後のデジタル化時代に相応しいプラズマディスプレイとして豊富な接続端子を装備、更に当社独自の新技術を多数搭載し、業界最高レベルの映像表示性能を実現しました。
ホームユース市場 : 欧米は昨年より地上波テレビもデジタル化され、国内では2000年末よりBSが、その後地上波もデジタル化が計画されております。デジタル放送は多チャンネル、HDTV、データ放送の内容で計画されていますが、本モデルは1024 × 1024ドットの精細度を実現しておりますので、まさにデジタル化時代に適合するマルチメデアディスプレイと言えます。
コマーシャル市場 : 1024 × 1024ドットの高精細画像の特長を活かし、美術館での絵画表示、XGAパソコンのグラフィック表示によるプレゼンテーション用途、情報量の多い金融 / 証券などのデータ表示、更には高輝度化を活かし、明るさを要求される広告表示を始め、駅・ショッピングモール等の公共表示まで、幅広い用途にご利用戴けます。
尚、最近各種大型フラットパネルの開発 / 発表が行われておりますが、当社は市場に裏付けられた長年の実績による『高品質・高信頼性』を合わせ持つプラズマディスプレイの商品開発に注力し、今後も一般家庭用途から公共・企業向けなど広範囲にわたって『快適映像空間の創造』の提案を続けてまいります。
- ALIS方式(Alternate Lighting of Surface Method)
- 富士通(株)が開発したプラズマディスプレイパネルの駆動方式。
従来の方式では使われていない表示電極と走査・表示電極の隙間も合わせて交互に放電させることで従来と同じ512本の走査電極で2倍の1024ラインを表示でき、高精細・高輝度化を実現。
商品の特長
HDTVなどの高精細画像表示に対応
新しく開発されたパネル駆動方式(ALIS)により高精細、高輝度を実現。
HDTVなどの高精細な映像やグラフィック表示が行えます。
- 高解像度
- アスペクト比16 : 9 1024 × 1024ドットの高解像度パネルを搭載。
垂直ラインを従来480ドットから1024ドットと2倍以上の解像度をもち次世代の高画質デジタル方式のHDTV品質の1080iやコンピュータ画像のXGA、SVGA、VGA等多様な画像信号表示に適応します。 - 高輝度
- 輝度500カンデラ(当社従来機比80%UP)
当社開発のデジタル映像信号プロセッサ搭載
「動き適用IP変換処理」、「高精細拡大 / 縮小フィルタ処理」、「拡縮追従型輪郭強調処理」、「デジタルAGC機能」「コンポーネントビデオ入力信号の高精細デジタル信号処理」など、前機種で好評であるデジタル映像信号プロセッサによりプラズマの特性に適応させ、静止部分のチラツキを抑え動きのある映像も自然な動きでクッキリとシャープな立体感のある映像を再現します。
- IP :
- Interlace Progressive
- AGC :
- Automatic Gain Control
薄型・軽量
厚さ85mm、質量31.5kg、シミュレーション技術により徹底した部品の薄型・軽量化の追求を行い実現。
電磁波規格クラスB適合
全世界のホームユース市場で要求される電磁波規格クラスB(住宅環境地域で使用可能な商品)を新開発PDPパネルと新筐体構造等により実現します。
ビデオからコンピュータまで豊富な接続端子を装備。
デジタル化時代にフル対応。
- コンポーネントビデオ入力端子(1系統)
HD信号(1080i / 720p)や480i / 480p信号が、高画質再生できます。 - RGB入力端子(2系統)
XGA高解像度入力信号対応で、ミニD-SUB15P入力端子とBNC入力端子の2系統を装備。 - Sビデオ入力端子(1系統) / ビデオ入力端子(1系統)
- 7W + 7W音声アンプと外部スピーカ接続端子
前機種で好評な専用スピーカ(別売)により、ディスプレイの側面に取付たり、卓上型として使用する等、各種の設置形態が可能です。 - ワイド機能
ノーマル / オート / ワイド1 / ワイド2 / ズーム1 / ズーム2のワイド機能を搭載していますので、各種のアスペクト比信号に最適な表示を行います。 - ワールドワイドな放送方式に対応
NTSC / 4.43NTSC / PAL / SECAM / M-PAL / N-PAL
多彩な機能
- ディスプレイID機能(最大4台まで個別制御が可能)
- パソコンから電源オン / オフや入力モード切替が可能なリモート機能(RS-232C端子)
- 入力モードやメニュー等のオンスクリーン表示は縦にも対応
- 入力信号プライオリティー機能(自動優先画面表示)
- 省エネDPMS機能
DPMS : Display Power Management(Signaling) - パネル焼き付けを軽減できるスクリーンセイバー機能
- 収納式本体操作キーとシンプルリモコン
設置性の向上
- 壁掛け設置後に接続ケーブルが取付けが可能な便利構造
- ケーブルの引回しが容易な美観のよい十字形ダクト構造
豊富なオプション機器
- 設置用金具 :
卓上スタンドユニット、壁掛けユニット、天吊りユニット、プレゼンスタンド - オーディオ関連 :
スピーカ、スピーカスタンド
発売について
商品名 | 42型ワイドプラズマディスプレイ 《プラズマビジョン®W》 |
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機種名 |
PDS4221W-H(海外市場向け・クラスA適合品) PDS4222W-H(海外市場向け・クラスB適合品) PDS4222W-S(海外市場向け・クラスB適合品) PDS4221E-H(欧州市場向け・クラスA適合品) PDS4221J-H(国内市場向け・クラスA適合品) PDS4221J-S(国内市場向け・クラスA適合品) |
標準価格 | オープン価格 |
生産予定台数 | 1,000台 / 月 |
主な仕様
(代表機種 : PDS4222W-S)
項目 | 仕様 | |
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外観色 | シルバー | |
定格入力電圧 | AC100V~240V 50/60Hz | |
消費電力 | 430W | |
外形寸法 | 幅103.5cm × 高さ64.0cm × 奥行8.5cm | |
質量 | 31.5kg | |
画面サイズ | 幅92.2cm × 高さ51.8cm〔対角42インチ〕 画面アスペクト比 16 : 9 |
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表示画素数 | 水平1024画素 × 垂直1024画素 (画素ピッチ 0.9mm × 0.51mm) |
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表示色数 | 1677万色(RGB256階調) | |
視野角度 | 上下左右160度以上 | |
表示モード |
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映像入力端子 | ビデオ入力端子 | 1系統(BNC) |
S映像入力端子 | 1系統(mini-DIN4P) | |
コンポーネント ビデオ入力端子 |
1系統(BNC)〔Y、Pb / B-Y、Pr / R-Y〕 | |
RGB入力-1 | 1系統(mini-D-SUB15P)
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RGB入力-2 | 1系統(BNC)[R , G , B , H , V]
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音声入力端子 | 2系統(ピンジャック L / R) | |
内蔵音声出力 | 1W + 1W(EIAJ) | |
外部スピーカー端子 | 7W + 7W(8Ω) 1系統 アンプ内蔵 | |
制御端子 | RS-232C準拠(D-SUB9P) | |
適用規格 | 安全 : UL1950(米国)、EN60950、CEマーキング適合(欧州) EMC : FCCpart15 class B(米国)、EN55022、CEマーキング適合(欧州) |
以上
注釈
- ※
- 「プラズマビジョン®」は当社の登録商標です。
お問い合わせ先
発表資料中の「価格」・「仕様」など記載内容は、発表日現在のものです。
予告なしに変更されることがありますので、ご了承ください。