PRESS RELEASE
平成11年2月15日
株式会社富士通ゼネラル
(NO.99-N07-07)
省スペース・大容量・切替室付き 冷凍冷蔵庫 『選びま鮮果』ER-S40AE形 |
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新 商 品 発 表 資 料
富士通ゼネラルでは、業界トップのスリム幅(59.3cm)で401Lの大容量、温度切替室採用の新型冷凍冷蔵庫ER-S40AE形「選びま鮮果」を4月1日より発売いたします。
開発の背景
98年度の冷蔵庫市場は、堅調な買替え需要に支えられ、総出荷台数は前年同程度の500万台前後の見通しです。99年度もほぼ同程度の出荷が見込まれています。
容量別では、401L以上の大型冷蔵庫の構成比は約25%と、市場の最大のボリュームゾーン(年間出荷120万台超)となっており、今年度も、年間総出荷100万台を大きく突破する見込みです。
またその下に位置する351L~400Lクラスは、省スペース(60cm幅)で大容量(401L以上)の商品が望まれているという背景から、成長著しい市場です。
当社はこのような市場動向に対応して、351L~400Lクラスと同じ設置幅で同クラスを超える容量の401L、さらに温度帯をお客さま自身で設定できる切替室「チョーいいっす(CHOICE)ルーム」など各室の鮮度保持にこだわった機能を満載した冷凍冷蔵庫『選びま鮮果』を発売いたします。
当社は今後もお客さまのニーズを捉えた商品開発をすすめ、「快適ライフの創造」に努めてまいります。
新商品は、
- 「3-Dマルチクール」と「天井吹き出し・ワイド・降るフルクール」を組み合わせた当社独自の新冷却システム「3-Dマルチクールシステム」にER-V43AE形(2 / 1発表済)に搭載の「カーテンFLOW(フロー)」機能と「急速冷却モード」機能を採用し、冷蔵室をムラなく冷やして扉開閉による冷蔵室の温度上昇を抑え、温度復帰スピードを向上させています。
- 野菜室と6室切替えの「チョーいいっす(CHOICE)ルーム」には、「もぎたて鮮菜カプセル」を採用しています。野菜のみずみずしさや栄養価を保持します。
- 製氷室はフリーザーから独立している「氷ICE(こりゃいいっす)ルーム」を採用しており、氷をニオイ移りから守って、おいしい氷を作ります。
- フリーザーは内部2段式で、業界初の段違いのステンレストレイを採用しました。流行りのカップアイスの収納や、急冷凍機能と合わせて使用することで、上手なホームフリージングが楽しめます。
などの特長を持ち、「鮮度へのこだわり」を開発コンセプトに商品化いたしました。
機種名・標準価格・発売時期及び生産台数 (※機種は左開き)
品名 | 名称 | 機種名 | 有効内容積 | 標準価格 | 当初月産 予定台数 |
---|---|---|---|---|---|
冷凍冷蔵庫 | 選びま鮮果 | ER-S40AE ※ S40AEL |
401L | 230,000円 | 12,000台 |
発売時期
4月1日より
主な特長
冷蔵室
- (1) 当社独自の新冷却システム『3-Dマルチクールシステム』
- 『3-Dマルチクールシステム』は、冷蔵室の背面からの『3-Dマルチクール』と『天井吹き出し・ワイド・降るフルクール』で冷蔵室全体をムラなく包み込むように冷却する当社独自の新しい冷却方法です。
特にドアポケット部分は、現在家庭で増えている中ビン類や、ペットボトルなどのドリンク類が収納されている場所ですが、冷蔵室内に食品が詰め込まれていると冷気が当たりにくく、冷蔵室内部に比べて温度が高めになっていました。
冷蔵室ドアポケットの冷えムラ解消に、いち早く注目した当社は、平成8年度から『天井吹き出し・降るフルクール』を採用いたしました。
この度の新機種では、同機能の大幅な改良と背面吹き出しの改善で、更なる冷蔵室の鮮度向上を実現いたしました。
- 『3-Dマルチクール』
背面の冷気吹き出し口形状をストレートタイプから、サラウンドタイプに改良することで、吹き出し方向をよりワイドに吹き出します。冷蔵室内を後ろからだけでなく横からも包み込む様に冷やします。 - 『天井吹き出し・ワイド・降るフルクール』
天井の冷気の通路と吹き出し口をワイド化して、シャワーの様に冷気を降り注ぎ、「一層ドアポケットまでしっかり冷やせる冷蔵庫」を実現しました。
- 『3-Dマルチクール』
- (2) 『カーテンFLOW』
- 冷蔵室は、扉開閉時に、約15~20°C程室内温度が上昇します。この温度上昇を従来比1 / 2以下に抑えるのが『カーテンFLOW』です(従来機種ER-V43AD形比,冷蔵室最上段,扉開放1分間にて温度測定)。
冷蔵室の扉を開けた時に、冷蔵室天井部の吹き出し口から冷蔵室下部の吸い込み口に向かって、冷気のカーテンが作られます。このカーテンが、室内の冷気の流出と外気の流入を抑えて、冷蔵室の温度上昇による食品の鮮度劣化を抑えます。 - (3) 『急速冷却モード』
- 冷蔵室の温度が上昇すると、庫内冷却ファンとコンプレッサーが高速回転運転して冷蔵室とドアポケットを、自動で元の温度に急速冷却します。
特にドアポケット部は、従来比約4倍の急速復帰を可能にしています(従来機種ER-V43AD形比,ドアポケット最上段,扉開放1分間後に測定)。
切替室
- 『鮮菜カプセル付切替室「チョーいいっす(CHOICE)ルーム」』
- 6つの温度帯に切り替えられる切替室には、鮮菜カプセル(密閉フタ + CA膜,保湿フィルター)を採用しています。野菜室として使用する際には、鮮度がしっかり保持されて、おいしくて栄養価の高い野菜が食べられます。
切替室は冷凍室(約-18°C)、パーシャル室(約-3°C)、チルド室(約0°C)、冷蔵室(2°C)、野菜室(3°C)、ワイン室(8°C)に切替可能です。
製氷室
- 『独立製氷「氷ICE(こりゃいいっす)ルーム」
- フリーザーから製氷室を分離した独立製氷『氷ICE(こりゃいいっす)ルーム』は、製氷中の氷へのニオイ移りを抑えておいしい氷を作ります。
また、氷を取り出す時に、フリーザーを開けませんので、温度上昇による冷凍中の他の食品の劣化が防げます。
野菜室
- 『もぎたて鮮菜カプセル』
- 野菜を優しく保存する『もぎたて鮮菜カプセル』を採用しています。カプセル形状の野菜室は、冷気が直接当たらないので、萎れや乾燥が少なく野菜をおいしいまま保存できます。当社は過去10年以上に渡って野菜室にこだわりつづけており、『もぎたて鮮菜カプセル』は、当社のその経験と技術の蓄積によって作られた野菜室です。
フリーザー
- 『W急冷凍』フリーザー
- 内部で2段構造になっているフリーザーです。上段を急冷凍用、下段をストック用に分けて使うと大変便利です。
特に上段の急冷凍用ケースは、業界初の段違いの2段式ステンレスフリーザーで深い所は市販のカップアイスが重ね置きできます。
浅い所は、W急冷凍(コンプレッサーと庫内ファンを高速回転運転させる)と合わせて使うと、上手にホームフリージングが楽しめます。
さらに、下段のストック用は、一番深い場所に市販の冷凍食品の大部分が縦に置ける高さとなっています。
その他の特長
- 『お知らせサイン』
- 「急速冷却モード」中は、冷蔵室前面の『お知らせサイン』のランプが点灯して、温度復帰中をお知らせします。ランプの点灯は、温度復帰とともに消灯しますが、元の温度に復帰しない場合(最長50分まで点灯)は点滅に変わります。
点滅時は、食品の詰め込み過ぎや、温かい食品の投入の有無など、ユーザー自身に使用状況を確認してもらう「チェック機能」となります。 - 『トリプルインバーターコントロール』
- コンプレッサーと冷気送風ファン、コンプレッサー冷却用ファンの3つを、インバーターコントロール化しています。
カーテンFLOW(フロー)や急速冷却モードでの賢い運転、W急冷凍機能などの便利な機能、さらに省エネや静音などの効果をもたらす技術です。 - 『洗える自動製氷給水経路「洗ってけ~ろ」』
- 従来、自動製氷機のお手入れは、給水タンクの洗浄に限定されていました。当社は一歩進んで、水の通り道である給水タンク受皿と給水パイプ(ステンレス製)も、取り外して洗浄できるようにいたしました。
- 『ながらくグリップハンドル』
- 冷蔵室のハンドルは、長年使用する冷蔵庫で最も重要な部分です。スッと手を延ばしたときに、迷うことなく手が掛かり、しかも、握りやすくて力がかけやすいよう、冷蔵室扉側の凹みを少なくして、グリップ本体を長くとりました。凹みが少ないので手が入れやすく、長いハンドルは掴む位置に迷わず、ラクに手が掛かります。
主な仕様
機種名 | ER-S40AE | |
---|---|---|
有効内容積 | 合計 | 401L |
冷蔵室 | 226L | |
製氷室 | 22L | |
切替室 | 13L | |
野菜室 | 78L | |
冷凍室 | 62L | |
外形寸法 | 高さ | 1790mm |
幅 | 593mm | |
奥行き | 698mm | |
自動製氷機 | あり | |
ボディーカラー | C : シャインベージュ H : シャイングレー G : シャイングリーン |
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左開きカラー | H : シャイングレー |
以上
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