


ビル用マルチエアコン
モノづくりに携わりたいと思い当社に入社し、それ以来大型の業務用エアコンの開発に携わっています。実際の開発業務では、製品の試作を行い、各種評価を通過した製品が、工場で量産されます。自分の出したアイデアや開発したモノが実際の製品としてお客様の日常生活に使われるという技術者にとっての醍醐味を感じることができる、とてもやりがいのある仕事です。開発には苦労がありますが、量産されたときの喜びは何事にも変えがたいものがありますね。
最初は小さな部品の設計から始まり、今では製品の企画から携わるようになりました。現在、およそ人間の身長ぐらいの大きさの大型室外機を開発しています。これまで自社に無い大きさの製品なので、まず「どうやって開発していくか?」という壁にぶつかります。経験のしたことのないことへの挑戦ばかりですが、すべてにおいてダイナミックな設計ができるので、とてもやりがいがありますね。
当社の大型業務用エアコンの特長は、海外を中心に展開していることです。そのため考えなければならないのが、欧州、アジア、オーストラリア、北米から中近東まで、様々な国の人が使うということです。エアコンの風が身体に当たるのを嫌う人たちもいれば、寒いくらいの風に当たってこそエアコンと感じる人たちもいます。また、一言で大型業務用エアコンと言っても、建築物の構造によって空調の利かせ方も少しずつ違います。背の高い巨大なビルに設置されることもあれば、レストランやショッピングセンターなど広い空間に設置されたり、国によっては一般住宅に使用されたり、様々なニーズに応えるための製品ラインナップと繊細な設計が要求されます。
実際にどういうニーズがあり、製品がどう使われているのかは、「百聞は一見にしかず」で、現地を見るのが一番です。当社では海外で技術者自身が現地調査を行うチャンスがあり、私も何度か海外で現地調査に行きました。例えばオーストラリアでは、一般住宅に大型のダクトエアコンが一台設置され、その一台で全室を冷やしたり、暖めたりするのが一般的です。現地での使用環境を実際に目にした時、「ダクトエアコンを木造建築の屋根裏に設置するために必要な要素は何か?」といった疑問が沸き、実際に屋根裏に入ってみたりしましたね。ものすごく暑かったですが、新しい視点を持つことができました。

大型エアコン設計中
このようにして得た視点から必要な機能を考え、製品に盛り込んでいきます。こういった設計視野の広がりがあるのも、海外向けならではの魅力の一つです。一つ一つ課題をクリアして行くことでユーザー、製造、販売、サービスなどこの製品に関わる人々が、いろいろな意味でHAPPYになればいいなと日々考え、設計しています。
近年の地球環境問題により、エアコンの省エネ性が世界的に求められています。そのために、効率の良い冷凍サイクルや構造設計をいろいろ模索していますが、本当に省エネを考えると、エアコンだけではなく、“エアコンを含めた建物全体の省エネ”をどうやって提案していくか。それが今後の課題になってくるのではと考えています。
1年間開発を離れ、業務改善プロジェクトの一員となったことがありました。このプロジェクトは、開発のプロセスを見直して、各工程でやるべきことが行なわれているか、ムダな作業によるロスがないか等を調べ、あるべき姿に改善していくことを目指したものです。スケジュール、コスト、品質を守るために、どうすべきなのか徹底的に考え実践していく。こうした改善プロジェクトも当社では積極的に推進しています。私個人としてもこのプロジェクトに加わったおかげで、仕事の進め方を見直すことが出来て、自身のレベルアップのためにも非常に役に立ちました。知識、技術的な知見、技術力を得ることもとても楽しいですが、このようなマネジメントを学ぶことも仕事の幅が広がり、とても楽しい経験でした。
当社の何よりの特長は、若いうちからどんどん開発に携われることですね。もちろん、入社してすぐは基礎を学んでいただきますが、新機種の開発チームに加わることもできます。若い技術者のアイデアが実際に製品や機能に結びつくこともよくあることです。だから遠慮せず、どんどん自分のアイデアを出してもらいたいですね。やる気があってポジティブな人。「いいモノをつくりたい」という欲求が強く、失敗してもへこまない人。そんな人が当社には向いているのかもしれません。失敗したら、なぜダメだったのか考えて、それを糧に次の成功に変えていけばいい。そんな雰囲気が当社にはあり、やりたいことができる土壌が整っています。モノづくりにこだわりがあり、やる気に満ちた皆さん、是非私たちと共に色々な技術にチャレンジして、そして一緒に成長していきましょう!

パソコンが出始めた頃、その魅力に取り憑かれ、モノづくりに携わりたいという思いから電気工学への道に進みました。入社後は大型エアコンを開発する部署に配属され、2001年ビル用マルチエアコンを開発する事業部に異動。入社して7年間は技術者として製品づくりを行っていました。
私が海外営業部門に転向したのは、2004年に当社として当時最大プロジェクトであったインドネシア ジャカルタのリッツカールトンホテルのプロジェクトに開発のメイン担当者として、会社代表の窓口として関わったことがきっかけでした。製品について海外のクライアントに技術的なプレゼンテーションをしなければならないということで、私に白羽の矢が立ったのですが、「英語もできない私がなぜ?」と思いつつも現地へ赴き、プレゼンテーションを行い、1年に渡るプロジェクトの全体を現地で取り纏めることになりました。納品するエアコンはお客様であるホテル側のニーズに沿った仕様としたものであり、開発担当として現地で仕様調整も行ないました。クライアントからの急な仕様変更の申し出に慌てたことも何度かありましたし、設計から開発・生産・出荷と建物の建築が進む中で納期に間に合うかどうか緊張の連続でした。現地で何もなかった敷地に巨大なホテルが建っていく様子や、自分が設計開発した製品が高級ホテルに設置されるのを見るのは、感慨深いものがありました。家庭用エアコンとは違い、業務用の大型エアコンは納品後の様子を見られる機会などありませんでしたから。
製品を納入し設置が完了した後、お客様が空調のスイッチを入れたとき、冷たい風が吹き出し、その場にいた関係者のみなさんが、「Very good!」とおっしゃってくださった時は感激し、「やった!」と思いました。これまでの苦労が報われ、大きな達成感を感じた瞬間でした。
リッツカールトンホテルのプロジェクトの成功が認められ、海外営業部門で大型業務用エアコンの技術営業を担当することになりましたが、英語力については全く自信がありませんでした。入社3・4年目ごろから開発調査と技術的なサポートのために海外の現地法人、販売店、代理店に出張した経験が何度かありましたが、現地駐在員を介しての仕事だったので、英語を活用することはほとんどありませんでした。
ただ、製品のプレゼンテーションをする際に機械工学的な専門用語を使うことが多く、それはたいてい英語なので、そこが突破口になったのかなという気がします。また、英語が話せなくても、自分から話しかけていく姿勢も良かったのだと思います。私の英語は勉強により身につけたというより、仕事を通じて体で身につけた感じですね。

近代的ビルが立ち並ぶ上海
現在は年に4~5回、長くて2週間ほどのスケジュールで出張をしています。イギリス、ドイツ、フランス、スペインなどのヨーロッパ諸国、中国、台湾、香港、その他のアジア諸国、中近東、オーストラリアに赴くことが多く、まさにグローバルな仕事をしているという実感があります。それぞれの国にはそれぞれの商習慣あり、また販路も違うので、世界と一言でいっても一筋縄で行かないところが、難しさであり、楽しさですね。初めて行く国では、いつも新しい発見があり、とても多くのことを学ばせてもらっています。

大型室外機をチェック
基本的な業務は、販売拠点における営業のバックアップです。国内での業務は、販売用の資料やツールの作成、販売戦略の立案、情報収集などを行っていますが、海外出張をした際には、新商品が完成した時のお客様へのプレゼンテーション、現地スタッフと同行して受注を勝ち取るための営業活動、プロジェクトの設備設計担当やコンサルタントとの技術的な打ち合わせ、現地の営業スタッフへの商品機能の研修など、単にモノを売るということだけではなく、技術的な部分をお客様や当社スタッフに充分に理解していただき、販売促進につなげることが私の役割です。技術部時代に培った知識や経験を最大限に活かしながらの営業であり、とてもやりがいのある仕事です。現地の営業スタッフから「受注が取れた」という報告を聞くと、支援できてよかったとうれしくなります。逆に受注を逃した場合は、なぜ受注に結びつかなかったかを検証するのも、私たちの仕事です。
当社にとってビル用マルチエアコンの分野は、まだまだ歴史は浅いですが、これから伸ばしていく最重点事業という位置づけであり、社内でもとても注目されている分野です。今は、まさに何もないところにレールを敷いていくような仕事が多く、チャレンジの連続ですが、一つ一つのプロジェクトに全力投球し、実績を一つ一つ築き上げていくことの喜びもこれからの事業だからこそ味わえることなのかもしれません。富士通ゼネラルという会社は、チャレンジ精神を大切にしてくれる会社です。技術系を志望される方も、営業を志望される方も、是非チャレンジする姿勢を常に持ち続けていただきたいと思います。







