

もともと「新しモノ好き」で(笑)、とにかく誰もやったことがない新しいモノを創りたいという思いで、当社に入社しました。以来、家庭用ルームエアコンの筐体設計を担当してきました。他社では分業制が多いと聞きますが、富士通ゼネラルの場合、開発は製品化されるまでずっと同じメンバーが担当します。商品企画の段階からはじまり、金型の図面や試作品の評価、工場のラインでの試作、製品化まで一貫して携わります。ですから、出来上がった商品をお店で見た時は感慨ひとしおですね。
当社の場合、製品ごとに機構設計、電子制御部、冷凍サイクルといった様々な専門部隊を横断する形でチームをつくって開発にあたります。若手も入社1年目から開発チームに加わります。若くてもきちんとした意見を出せれば通りますし、「たくさん失敗してたくさん学ぶ」という感じですね。商品企画では、他社の動向や世の中の情勢、お客様の声などをもとにし、様々な部門の担当が集まって何度も意見を交わします。技術者だけでは分からないこともありますし、販売店に行ってお店の人やお客様の声を直接聞くこともあります。「事件は現場で起きている」じゃないですけど(笑)、アイデアに行き詰まった時ほどユーザーの声がヒントになるんです。商品企画の段階から、若手の技術者もアイデア出しに加わります。

「新しいモノを創る」ことは、「まだ世の中のどこにもないモノ」を創り出すわけですから、「前例がない」ことであり、まさにゼロから考えていく仕事です。「こんな機能が欲しい」と思えば、そのために何が必要でどうしたらよいかも自分で考え調べ、勉強します。設計でいえば、新しいデザインによって新しい構造を考えなければなりませんし、素材の性質や耐久性なども調べる必要があります。部内の先輩も含め誰もやったことがないことの場合は、資料を取り寄せて最初に調べた人が「先生」になって、みんなとやり取りします。『nocria®』に空気清浄機能をつけようとなった時は、殺菌機能を持つUVランプのメーカーさんに連絡し、試作品と同時に技術資料を取り寄せたりしましたね。
特にコンシューマー製品は一人じゃ出来ませんから、チームワークが大切。それぞれのチームで意見を交わすミーティングも頻繁にありますし、日々の作業の中で何かあれば、パッと集まって相談し、すぐ「こうしよう」というような風通しの良さがあります。「問題があればみんなで解決しよう」という環境なので意見も言いやすいですし、相乗効果でいろんな意見が出て勉強になりますよ。世界初のフィルタークリーン機構もこのような雰囲気の中だから実現出来たのだと思います。一方、開発には泥臭い面も多分にあります。新しい機能や機構を開発する時は、何度もシミュレーションし、試作を繰り返す日々の連続です。そういった苦労を乗り越えて上手くいった時には「やったー!」と思いますね。それこそ開発の醍醐味が味わえる仕事だと思います。

私は、入社後数年間、支店の営業としての経験を積み、その後本社での営業推進部で勤務し、現在は再び支店での営業をしています。支店では、担当域内の販売店を対象に営業活動するのに対し、営業推進部では、家電量販店本部との商談や全国の営業職の販促支援を行っています。エアコンの販促支援業務では、カタログ、POP(店頭で表示する商品説明)、研修資料などを作成し、各営業担当がお客様へ提案しやすくするためのサポートを行ったり、お客様からの電話やメール等での様々な問い合せなどに対応したりします。時にはお客様よりお叱りの言葉をいただいたりすることもありましたが、技術部門へお客様の声をフィードバックするのも大切な役割ですね。
空調機メーカーとして当社は、主に日本全国に店舗展開されている販売店や、店舗を持たない卸業者、設備会社などを通し、エンドユーザーの方々に商品をお届けしています。新商品のサイクルはほぼ1年で、毎年新しい製品が生まれます。例えば1シーズンに某量販店に卸す機種は、約20種類に上ります。そういった新製品の特長などは、カタログを見てすぐに覚えられるわけではありません。各営業担当社員や販売店の方々が分かりやすくお客様にご説明いただけるようにするために、資料や研修が必要となるわけです。
国内の空調機市場は、毎年コンスタントな買い替え需要があり、ある意味安定しています。そのため、メーカー間で熾烈なシェア争奪戦が繰り広げられているのが実状です。その戦いのど真ん中で営業出来ることが醍醐味であり、面白さであると思います。特に高機能な製品の良さを説明しご理解いただいた上で、他社製品ではなく当社製品を選んでもらえた時の嬉しさは何物にも代え難いですね。「富士通ゼネラル」というブランドの認知度は高まりつつあり、入社当時と比べても手応えを感じることが多く、今後も楽しみに思います。

家庭用エアコンのラインナップ
(国内)
全国展開される量販店の場合、各店舗単位での仕入枠も大きく、地域ごとの営業数字は決して小さくありません。しかも、製品が良いからと言って即仕入になるわけではないんですよ。まずは店長さんだけではなく、担当社員やその他の店員さんに顔を覚えてもらうことが前提。そこで定期的にお店を訪問し、いろいろな話が出来るような関係づくりをしていきます。そういった中で、常に「相手が何を求めているのか、何をすれば喜んでもらえるのか」を考え、各営業が自分なりに工夫をしていきます。商品の提案はもちろん、「お店全体のスキルを上げましょう」と個別研修を提案したり、展示方法に工夫を加えたり、と日々細やかなことの積み重ねです。また、営業活動を行う上で、業界誌、経済紙を読んで業界動向を押さえることも必要不可欠です。そうして「酒井さんだから、○○社より富士通ゼネラルがいいよね」と言ってもらえるように、日々努力しています。そういった努力の結果、初めて半年で億単位の売上を上げた時、「俺も社会人になったんだなぁ」と感じたことを覚えています。
就活時には様々な企業を回りましたが、面接官の方との面談の中で、会社の雰囲気や社風が「肌が合う」と感じたことが入社の決め手でしたね。当社は、創立70年を超える伝統ある企業であると同時に、元気で明るいところが魅力です。自分の意見をもってきちんと提案出来れば、それを否定されることはありませんし、新しい風を吹き込むことはこれからも必要不可欠です。ぜひ、共に新しい時代を切り開きましょう!





